民意
2009年 08月 24日
自民党と民主党の政策を比べた場合に、「どちらの政党を支持するのか」というものです。それによると、「経済成長」や「安全保障」ではダントツで自民党が支持されているのに、「生活支援」や「ムダ削減」では民主党が支持されています。「官僚への指導力」は民主党への期待が多くなっていました。
この調査から読み取れる民意は、景気回復と日本の外交を担ってきた自民党の政策を認めながらも、現実問題として国民生活が厳しくなっていることに加え、天下りが多い特殊法人等への国のムダ使いを是正できないなど、政治に対する国民の不満・批判があることです。それ故に、今までの政権運営への反省がなく、この状況を変えていこうという明確なメッセージが見えない分だけ、与党は(惨敗が予想されるほど)苦戦しています。
「経歴」とか「実績」とか、そうした過去のしがらみを越えて、「若くても」「経験がなくても」、将来へ向かって「誠実に」「一生懸命に」頑張ってくれる人を応援しようという雰囲気が、都市部のみならず地方にも湧いてきた感じです。「一度変えてみたら良い。ダメならこの次、元へ戻せばいいじゃないですか」という声が、私の周りでも多く聞かれます。
選挙運動も残すところ、あと5日。小選挙区制が目指した、選挙のたびに「政権交代」が可能となる二大政党時代に突入する、新しい幕開けを感じる調査結果でした。
by shouichiro_sato | 2009-08-24 23:43 | 09・総選挙 | Comments(1)