故郷に帰って・・
2009年 08月 19日

今の西馬音内盆踊りの型のようなものが決まったといわれる昭和10年に、東京で行われた第9回全国郷土舞踊民謡大会に出場した踊り手の一人で、90歳を超えている大橋栄さん(現在は東京在住)が櫓の下で見物しているのを見つけた西馬音内盆踊り保存会の方が、彦三頭巾と手ぬぐいを渡して踊りに誘ったところ、大橋さんが立ち上がりました。
お歳を感じさせない、流れるような見事な踊りに、正面の桟敷席にいた見物客は拍手喝采。私も見とれてしまいました。(写真・今年の盆踊りに参加された踊り子は、3日間の合計で約2500人。大橋さんは盆踊りの歴史で最高齢の踊り子だと思います)

西馬音内盆踊り公式ガイドブック(2006年版)に掲載された大橋栄さんの「歴史の証言」(写真)によると、「それまでは衣装も浴衣があったり、仮装もあった。踊りも人それぞれだった。柔らかい腰の線がきれいに見える様にと、独特の足のさばきを何度も繰り返し練習したものです」「踊りの一手一足も、長い年月にはどうしても忘れられる仕草もあるでしょう。でも基本はしっかり自分のものにして、楽しく踊ってもらえたら、と願っています。私の盆踊りも折にふれて伝えてゆけたらと思っております」とのこと。
写真左上に紹介されている端縫いで踊る姿は、若き日?の大橋さんです。
by shouichiro_sato | 2009-08-19 21:24 | 羽後町 | Comments(1)

2日目に民泊したYさんたちも見れたとしたらラッキーですね。
羽後町、好きです。老いも若きも仲良しで、お互いに応援しあっているところを何度も感じました。佐藤さんの街づくりの基本姿勢が今も生きている証拠ですね。