「ギャップフィラー」放送局
2009年 07月 31日

(写真・電柱に設置されたギャップフィラー放送局。先端のアンテナから電波を発信するため、一つの放送局とみなされます)
羽後町の田代・仙道地区は山間部であるために、今までのテレビ受信は各集落ごとに共同アンテナを使用してきましたが、地上デジタル放送へ変わるのを機会に、572世帯が参加して羽後西部地区テレビ共同受信組合(組合長・佐藤藤男さん)を組織し、国と町の補助事業でギャプフィラー放送局の事業に取り組みました。総事業費は1億7000万円。北沢峠の山頂付近で秋田からの電波を受け、有線で地域内に設置した28ヶ所のギャプフィラー放送局に送信し、組合員全世帯での地デジ放送受信が可能になります。

山間部ゆえのハンディーはありましたが、(平野部からすると3~4年遅れで)ようやく携帯電話やインターネット、地デジ放送など、情報化社会の仲間入りを果たせた感じです。しかし、町内にはまだ不十分な集落もありますので、住む場所による情報格差が無いように、さらに方策を探っていきたいと思います。
・・・・・・・その点、衛星放送はいいですネ。
by shouichiro_sato | 2009-07-31 23:32 | 羽後町 | Comments(3)
コメントありがとうございました。お陰様で現在もきれいな映像・音質でテレビ放送を楽しんでおります。当地のような山に囲まれた地域では今まで電波の受信に苦労していましたので、ギャップフィラー方式を採用して良かったと思っておりますが、今後は更に通信技術も進歩するでしょうから、通信格差が生じないように創意工夫をしていきたいと考えております。コメントからして専門的な事情に詳しい方と思いますので、これを機会によろしくご指導ください。