夏の陣
2009年 07月 22日
政権交代が可能になるような二大政党時代を目指して、小選挙区比例代表並立制が導入されたのは1996年ですが、実際の衆院選では自民党の第一党は変わらず、今までは政党支持率でもリードしてきました。しかしながら5回目となる今回は様子が違います。最新の世論調査では民主党が自民党を上回る支持を集めており、知事選や政令指定都市の市長選、都議会議員選挙でも連勝中。にわかに政権交代の可能性が出てきました。
そうした状況から新聞やテレビの報道は、「自民党と民主党」の対比を中心とするものになってきましたが、立候補予定者にはさまざまな人がいることを忘れてはいけません。特に、選挙制度の制約で政党に属さない、いわゆる無所属の候補者には(選挙運動では)マニフェストやビラの配布、葉書の使用などについてハンディーがあり、マスコミは二大政党の決戦ムードに誘導しがちですから、いま一度、候補者自身の考え方や実績、行動力なども見極めて判断しましょう。
私は、比例区は各政党のマニフェストや党首・代表の主張を聞いて、どの政党にこれからの政治を託すべきか判断します。しかし小選挙区は、(私は特定の政党や団体の構成員ではないので)人物本位で支持する候補者を決め、応援します。地域の暮らしや課題について真正面から取り組み、頑張ってくれると期待できる人を選びます。
ところで、去就が注目されていた前小坂町長・川口博氏は今朝、「準備の時間が足りない」として出馬しないことを表明。これで県内3選挙区は立候補予定者がほぼ確定しました。各予定者には政党のマニフェストを説明するだけではなく、地域の課題や将来ビジョンについても積極的に語ってほしいと思います。
by shouichiro_sato | 2009-07-22 22:26 | 09・総選挙 | Comments(0)