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祥山書道展

 平成20年度秋田県芸術文化章を受章した書道家、湊祥山さん(本名・湊慶吉さん、72歳)の受章記念「祥山書道展」が南秋田郡五城目町鵜の木にある五城館で開かれています。7月1日まで(入場無料)。

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 会場には今回の展示会のために筆を取った作品を中心に、4枚で構成された襖の大作「春夏秋冬」や自作の俳句と短歌の書。独特の書体で綴った杜甫詩「春望」、李白詩「自遺」、長寿を祝うことば「亀龍寿」や喜びのことば「献寿」など、35点が展示されていました。(写真・五城館に展示されている湊さんの作品)

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 中でも、会場の一番奥にある作品は屏風、「原濁者流不清」(写真)。原(みなもと)濁る者は流れ清からず・・・・と読みます。作者の心がそのまま表れているようで、心に響く書(作品)でした。

 書道は30代になってから始めたそうで、週末に夜行列車で東京まで往復して指導を受けたことなど、お話にも引き込まれてしまいました。湊さんは南秋田郡井川町在住。県書道連盟理事、副理事長を歴任し、秋田県の書写書道の発展に尽力されています。

by shouichiro_sato | 2009-06-29 21:04 | 秋田県 | Comments(0)  

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