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109万9351人

 県調査統計課が23日に発表した秋田県の人口は、今月1日現在で109万9351人。前年同期比で1万1587人の減少です。県人口は1982年以降26年連続で減少しており、ついに110万人を切ってしまいました。特に1999年からわずか10年で約10万人、最近は年間で1万人以上が減少し、その減少率は全国一。減少ペースは年々、加速している状況です。
 
 最近の年間出生数は7165人。亡くなった人は1万3792人で、ほぼ2倍。出生数から死亡数を引いた自然動態は1993年から減少し続け、少子化により一層拍車がかかっています。

 一方、転入者から転出者を引いた社会動態では、転出者が5000人近くも上回っており、特に15~29歳の若年層の県外流出が目立っています。

 このまま推移すると、秋田県の人口は国立社会保障・人口問題研究所の推計を超え、2018年頃には100万人を割り込む可能性もでてきました。

 人口が減るということは、経済活動はもとより社会全体の活力を低下させることにつながります。その上、少子高齢化の流れが顕著な秋田県では、人口構成も「ツボを逆さにした形」になってきて、労働力の確保や社会保障制度の維持にも影響がでてきます。

 わが国そのものが人口減少の時代に突入してきたとはいえ、都道府県によって事情は大きく違います。秋田県の場合、高速交通体系や情報通信の整備が進み、首都圏や仙台市との距離感が縮んだ分だけ、人口流出に拍車がかかったのですから、残念です。

 県では先月、佐竹知事を本部長とする「少子化政策本部」を立ち上げ、県庁を挙げて少子化対策に取り組むことを決定しましたが、若年層の県外流出に歯止めをかけ、新たな定住人口を増やすには、何よりも産業の振興が重要な鍵となるでしょう。

 秋田県のもっている地理的条件や自然環境、豊かな県民性を活かした農林漁業、医療福祉、エネルギー、リサイクル、観光など、部品製造を中心とする既存の企業活動を超えた、「産業興し・産業革命」運動が必要です。

 県人口の「100万人以上」を堅持し、魅力あふれる秋田県を創るために県民の英知を結集しましょう。

by shouichiro_sato | 2009-06-24 22:24 | 秋田県 | Comments(0)  

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