河村・名古屋市長
2009年 05月 08日
この春に行われた各地の首長選挙では機構改革や天下り禁止、退職金の廃止などが当選者のマニフェストに掲げられていましたが、こうした課題は時間が経過すると職員や当事者との「なれあい」が生じてしまい、なかなか実行に踏み切れないものです。
例えば秋田県の新知事・佐竹さんは県庁内の二重行政、側近政治に陥りやすいとして、前知事が創設した「知事公室」の廃止を力強く主張していましたが、年度途中であることを理由に来年春まで先送り。二人目の副知事は「県庁内部から起用したい」と最初の記者会見で述べたものの、部課長の人事異動ではサプライズ無し。「県庁のことは何でも知っている」という即戦力の佐竹さんにしては、就任1ヶ月未満とはいえ、何か物足りない感じがします。
連休中でも市の動物園を訪ねて、「何故、(動物園では)ビールを飲んではいけないの」と聞いていたという、河村・新市長。古巣に戻った余裕からか、早くも大仙市のゴルフ場で張り切っていたという佐竹さん。前者は全国ニュースに、後者はニュースにならない出来事でした。
by shouichiro_sato | 2009-05-08 23:39 | 国政・時事 | Comments(0)