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新型インフルエンザ

 メキシコから世界各国に拡大している「新型インフルエンザ」。日本でもアメリカから成田空港に帰国した20代の日本人女性一人にA型の陽性反応があり、午後8時過ぎに救急車で病院に収容され、詳しい検査が行われています。

 世界保健機関(WHO)がメキシコとアメリカで豚インフルエンザの人への感染が相次ぎ、「メキシコ市周辺で60人が死亡した疑いがある」と、明らかにしたのは24日。3日後の27日には、警戒水準を「フェーズ3」から世界的な流行になる可能性がある「フェーズ4」に引き上げると発表。これを受け日本政府も28日午前5時50分、首相官邸に「新型インフルエンザ発生に関する官邸対策室」を設置しました。

 30日までに感染が確認されたり疑われるのは30の国や地域に広がっており、大流行に向かう流れが強まったとして、WHOは警戒レベルを「フェーズ5」に引き上げ。国内でも空港などでの「水際作戦」を徹底するとともに、都道府県の基幹病院に「発熱外来」を設置する準備が進んでいます。

 ここはまず、「正確な情報収集と冷静な対応」が肝心でしょう。

 一方、農家の立場から心配されるのは「風評被害」。当初は「豚インフルエンザ」の活字が見出しとなっていたために、大手の牛丼チェーン店がメキシコ産豚肉を使った「豚テキ定食」の販売を中止すると発表するなど、「豚肉離れがおこるのではないか」心配でした。しかし農林水産省は、「豚肉は安全であり、全く心配ない」ことをPR。石破大臣も28日の記者会見で、「今後は豚インフルエンザという言葉は使わない」と述べ、豚肉への風評被害への懸念を表明。その後はニュースの見出しも「新型インフルエンザ」と表記されていますから、ホッとしています。

 センセーショナルになりがちなマスコミも今回は冷静に対応しているようで、何よりです。

by shouichiro_sato | 2009-04-30 22:26 | 社会・話題 | Comments(1)

 

Commented at 2009-05-01 08:44
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