知事選奮闘記⑦ 「思わぬ出来事」
2009年 04月 22日
選挙カーが船川地区を連呼中、あるお宅から喪服姿の母娘が出てこられました。車から降りてご挨拶すると、「あの時は助かりました。父は亡くなりましたが、きょうは仏送り。まさかあの時の人が知事選挙に立候補しているとは。今も家族で佐藤さんのことを話していたところです」。
そういえば2ヶ月ほど前、知人の案内で同町内にご挨拶した際、在宅で介護されているお年寄りがベットから落ち、奥さんが助けを求めているのに遭遇しました。初めてのお宅なので中に入るのは躊躇しましたが、緊急事態ゆえに知人と二人で抱きかかえ、ベットに戻すお手伝いしたことが・・・・。そのお父さんが亡くなったとのこと。仏事の最中に屋外に出ていただき申し訳なかったのですが、故人を偲び(玄関先から)合掌しました。
やがて選挙カーは、男鹿の勇壮な海岸美を左に見て門前地区から戸賀、入道崎を巡って北浦を通過。スピーカーの音量も最大にして、ウグイス嬢の元気な声が響いています。ところが正午過ぎ、連呼の間に「防災行政無線」のスピーカーからチャイムが聞こえます。定時の時報ではない様子なので、すぐ拡声器の音を低くすると、「北朝鮮からロケットが打上げられた模様です。万が一に備えて注意してください」。こうした事態になれば、選挙運動(連呼)も一時中止です。
しばらくして、再びチャイムの音。今度は「先ほどの情報は、誤探知でした」との放送。安堵して選挙カーを走らせると、市民の方は「二度も誤った情報が放送されました」とのこと。午前11時前にも同じようなこと(この時は気がつきませんでした)があったみたいで、国や県の危機管理の在り方を心配しておられました。
選挙運動といえども、その時やその場の状況を的確に判断して対処しなければなりません。秋田市の雄和地区でも遊説中に火災現場に遭遇し(鎮火後でしたが、地域は騒然としていました)、急遽、コース変更をしています。
by shouichiro_sato | 2009-04-22 17:36 | 秋田県知事選挙 | Comments(0)