知事選奮闘記⑤ 「イメージアップ」
2009年 04月 20日
結論は、「正一郎の普段着は青色のつなぎ。地元の人はみんな知っているから、思いきって農作業の姿でやってみよう」。「街頭演説も政策の紹介ばかりでなく、正一郎の情熱で聴衆の心に響く話題を入れよう」と決めました。

午前8時過ぎ、選挙カーが西馬音内本町にある「かがり火広場」に到着すると、300人を超す町民の皆さんが集まっていました。ドアを開けて「つなぎ」姿に長靴の私が車から降りた瞬間、広場には「ウォ・・・」という喚声。「町長に就任前も前回の知事選で落選後も、出稼ぎをしてきた。県民・庶民の目線で県政運営ができるのは私だ」と、自らが農家であることと身近な存在であることをアピールしました。
終わって、「つなぎ姿はどうですか。選挙運動は背広でないと失礼かな?」と聞いてみると、「親しみがあっていいんじゃない」「カッコいいよ」とのこと。以来、県南部の市町村を遊説する9日目までは「つなぎ」を着用して駆け巡りました。(写真・候補者の動向を伝えた秋田魁新報でも、つなぎ姿の遊説が紹介されました)
一方、秋田市の選挙事務所では秋田市で行う遊説に、「トラクター部隊」を繰り出そうと計画していました。かつて「銀座でトラクターを走らせ、嫁さん探しをした」田代青年後継者会(羽後町)の企画に私も関わっていたことから、トラクターに「秋田を耕せ!」「秋田の再生」の幟を立てて、市内を走ろうというものです。万が一に備えて、秋田警察署や県選挙管理委員会からは事前に了解を得、選挙戦終盤の15日目(4月9日)に実行されました。

陣営では候補者のイメージアップをはかろうと、多くの皆さんから多様なアドバイスをいただきました。いつも愛用している濃紺のスーツとコーデメートされた色のネクタイやポケットチーフ。走りやすいスニーカーや雪に見舞われた時のガウンなど・・・・・様々です。中でもスタッフが議論したのはイメージカラー。ポスターの背景や襷(たすき)の文字、遊説隊のユニホームなどに個性を出すねらいがありますから、私は迷わず「寒い冬から春を迎えるので、温かいオレンジ色がいい」。 はてさて、反応はどうだったのでしょう?。
by shouichiro_sato | 2009-04-20 21:46 | 秋田県知事選挙 | Comments(0)