新潟県の試行
2009年 02月 14日
「こしひかり」で有名な米どころの新潟県では、主食用の消費は下落傾向にあるため、パンやめんに使われる米粉の生産を奨励しており、県独自の新たなコメ政策に積極的に取り組んでいます。全国で初めてとなる今回の事業でも、中山間地版や農家の子弟対策など、複数の所得保障プランを示しているようですから、興味があります。
ところで、秋田県では昭和60年から平成18年までの20年間で、農業産出額が大幅に減少しました。特に米の減少が著しく、20年前の3分の2。年間にして1000億円も落ち込んでいます。さらには畜産で175億円、果樹も35億円、それぞれ減少しています。「農業県秋田」とはいうものの、米に依存してきた生産構造の秋田県は、最近の農業産出額で東北最下位になっているのです。
ひと言で「農業」といっても、生産する分野ごとに課題と処方箋は違います。それ故にきめ細かい政策を展開して、地域資源に恵まれた秋田の農業生産を再生しなければなりません。
by shouichiro_sato | 2009-02-14 23:48 | 産業振興 | Comments(0)