カブとダイコン
2009年 01月 28日
横手市の専業農家の皆さんに呼ばれて意見交換していた席上、こんな言葉を聞きました。横手でカブを栽培している農家がいるのか不思議でしたが、実のところは「カブはかぶでも、株取引のこと」。「株などやっていないがダイコンを栽培し、『いぶりがっこ』作りに頑張っている」という話です。
そんな声がある一方で、「農業でやっていけなくなった。所得が無ければ誰も後を継がなくなる」「作れば作るほど、赤字になる。こんな状況で本当にいいのか」「現場からの声を主張して、国の農政を変えてほしい」「農民党を結成して行動するべきだ」・・・・・・など、切実な訴えも聞いてきました。
「企業誘致に躍起になっている間に、気がついてみれば食料自給率は40%。農業の担い手もいなくなった。こんな状況でいいのだろうか?。定額給付金の2兆円を産業振興、特に農家の所得保障に振り向ければ、農業の再生も可能ではないか」
ゲーム感覚や誤魔化して豊かになるのではなく、一生懸命に頑張っている皆さんの声に応える政策の大切さを、痛感したひと時でした。
by shouichiro_sato | 2009-01-28 22:27 | 今日の出来事 | Comments(0)