三が日
2009年 01月 03日
元旦は集落の新年常会。岐阜県の出稼ぎ先から帰省した仲間によると、「土木関係の仕事は何とか続いている。正月過ぎからは忙しくなりそうだが、職場に戻るのは12日の成人の日。今年の正月休みは2週間以上もある。こんなことは初めてだ」。不景気の波は集落にまで押し寄せており、「ここでも仕事が無くて困っている人が多い」という声も聞かれました。
今から30年前、青春時代には30世帯あった集落も、今は24世帯。高齢者だけや一人暮らしの世帯も多くなり、これからも世帯の減少が予想されています。せっかく巨費をかけて整備された水田でも耕作放棄地が目立つようになり、地域の担い手も減少の一途。昨年から同級生のご子息が消防団員になったことと、春には集落から久々の一年生が誕生することが、明るい話題でした。
2日、母は叔母さんに誘われて五輪坂温泉としとらんどの「新春歌い初め」へ。正月恒例のイベントで、町内外の民謡やカラオケの愛好家(専門家?)が大集合。今年の特別ゲストは、血液型研究家で漫談家の辻田与五郎さん(横手市)。満員の会場は辻田さんの「選挙漫談」に大爆笑だったとか。叔母さん曰く、「選挙漫談はあまりにもそっくりで、涙が出てきた」。辻田さんは選挙カーでカラスを体験したこともあるベテランですから、経験豊富な話題で綴る選挙漫談は引っ張りだこです。選挙の年の今年は人気急騰の予感がします。
正月休みが4日までの息子は、きょう秋田市の宿舎に帰りました。奈良県で学生時代を過ごして秋田に帰り、一昨年から秋田市内の設備会社にお世話になっていますが、仕事が無くて困っている友だちの話を聞くと、心が痛みます。年頃?の子供をもつ親にとっては、「就職が決まった」というひと言が待ち遠しい社会になりました。
お正月は地域とのふれあいや、家族と団らんできる機会でもあります。皆さんにとってはどんな三が日でしたか。
by shouichiro_sato | 2009-01-03 23:02 | 家族・仲間 | Comments(0)