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「地球エコ2008」キャンペーン

 失礼ながら、NHK教育テレビにはあまり縁の無い生活をしていますが、今夜はスイッチを入れてみました。しかし、画面はザラザラで全く映りません。実は、きょうの教育テレビは午後9時30分で放送を終了していたのです。

 NHKは今年、「地球エコ2008」キャンペーンを展開しており、地球温暖化に関心をもってもらうために、教育テレビはきょう一日、放送時間を短縮して節電とCO2削減に取り組んでいます。かつて、1973年のオイルショックで省エネ運動が広がり、深夜放送が自粛されたことはありましたが、一日の放送開始時刻が午後0時30分で、放送時間が実質9時間というのは、NHKのテレビ放送が始まって以来、初めてのことでしょう。

 世界の動きが24時間伝えられる昨今では、NHKや民放のテレビ各局は終日放送が普通になってきました。しかし、よくよく考えてみると、インターネットやDVDなどの様々な情報伝達手段が発達し、ニュースやドラマをいつでも見れる時代になってきましたから、必ずしもテレビが24時間の放送をしていなくても、災害や重大な事件・事故が発生した場合を除いては、日常生活に支障をきたすことはないだろう、とも思います。。

 だとすれば、新聞には販売店の慰労・休暇を目的とした休刊日が年10回程度あるように、テレビ各局も一斉に放送時間を短縮する日があってもいいかもしれませんね。きょうの教育テレビの放送時間短縮で、約9.4トンのCO2が削減されたとのことですが、このNHKの決断にどんな反応や評価があるのか、楽しみです。

 ところで、今年も残すところ48時間余。テレビは正月4日まで、バラエティー番組のオンパレードになることでしょう。「紅白」も見たいし「箱根駅伝」も楽しみですが、私の年末年始はテレビと無縁の毎日になりそうです。

by shouichiro_sato | 2008-12-29 23:53 | 社会・話題 | Comments(0)  

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