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市長は困惑

 秋田市が進めている外旭川まちづくりモデル地区事業について、佐竹秋田県知事が農地に民間施設を整備することや経済効果を疑問視している問題。穂積秋田市長は佐竹知事が来春の市長選挙で事業の妥当性が争点になるとの考えを示したことについて、「非常に矛盾を感じ、困惑している」と述べています。

 知事は県議会本会議で、モデル地区一帯の農地の規制緩和に向けて活用を目指す地域未来投資促進法について、ガイドラインが1月に改正され「商業施設などの集客性のある施設は望ましいものではない」と盛り込まれたことを紹介し、同法の活用は難しいとの認識を示していました。

 一方、市長は26日の代表質問で「従来からの土地利用規制の考え方が変わったものではないと、国に確認している」と答弁。市は農地転用許可などが可能となる特例措置を活用しようとしており、ガイドラインの追記は別の措置への記述だと述べました。

 同法を活用するには県と市が共同で基本計画を策定し、国の同意を得る必要があり、市は3月末の申請を目指しています。穂積市長は再び佐竹知事と協議し、「理解してもらえるようにお願いしていきたい」と話しています。

# by shouichiro_sato | 2024-02-27 22:29 | 地方自治 | Comments(0)  

「SLIM」

 先月、日本で初めて月面着陸に成功した無人探査機「SLIM(スリム)」が、月の夜の低温を乗り越え、再び通信を確立したとJAXA(宇宙航空研究開発機構)が発表しました。

 月は約2週間ごとに昼と夜が入れ替わり、1月末に着陸地点が夜を迎え、太陽電池は休眠状態になっていました。大気がほとんど存在しないため日中は110℃、夜間は氷点下170℃にもなるとか。2週間も氷点下170℃となる過酷な環境で復旧するのは困難とみられていたようですが、通信再開に成功して新たな月面の写真も送られてきています。

 ただ、一部の機器は太陽光が当たって100℃を超える高温状態になっており、地球との通信は短時間で終えています。半導体などの電子機器は高温で機能を失う恐れがあり、低温に耐える設計でもないとのことで、今後はどうなるのか心配です。

 SLIMは1月20日、旧ソ連、アメリカ、中国、インドに次いで、世界5カ国目となる月面着陸に成功。特にピンポイント着陸は世界初の快挙となりました。高さ2.4m、重さは燃料を除いて約200kgです。

# by shouichiro_sato | 2024-02-26 23:55 | 今日の出来事 | Comments(0)  

サケ・ハタハタ不漁

 きょうの秋田魁新報によると、秋田県沿岸の昨年のサケの漁獲量は81㌧にとどまり、記録が残る2000年以降で最小でした。県水産振興センター(男鹿市)の調べでは、1180㌧だった09年が最多で、昨年はピーク時の6.8%。県内では冬場の同時期に行われているハタハタ漁も記録的な不漁となっており、男鹿市やにかほ市などのサケとハタハタで生計を立てている漁師にとっては「ダブルパンチ」となっています。(図表は秋田魁新報・地域面より転載)

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 サケの不漁は北海道や東北の他県も同じようで、国立研究開発法人・水産研究・教育機構(本部・神奈川県)によると、国内の沿岸漁獲数は昨年、1936万匹で平年の40%。特に本州の太平洋側の落ち込みが目立っているとか。同機構は太平洋側を中心に不漁の原因を調べており、日本海側の分析は進んでいません。昨年秋に訪問したサケの街・新潟県村上市でも不漁でした。

 ところで、今月4日行われたにかほ市金浦の「掛魚まつり」では、例年は大きなタラを担ぐ行列が行われているのに、今年は担ぎ手が少ないとかで10本のタラが金浦神社に奉納されただけでした。冬の味覚であるタラの漁獲量はどうなのでしょうか。

# by shouichiro_sato | 2024-02-25 22:08 | 産業振興 | Comments(0)  

交通安全協会

 羽後地区交通安全協会(黒澤忠利会長)の第69回通常総会がきょう、西馬音内の巨福会館で開かれ、令和6年事業計画や収支予算を原案通り可決しました。

 同交通安全協会は昭和30年、1町6カ村が合併して羽後町が誕生した際に立ちあがり、羽後町における交通安全運動を牽引してきました。旧町村の全域に交通安全運動を普及させるため、人口の多い西馬音内地区には西馬音内と南羽、大戸・床舞の3支部を設け、三輪、新成、明治、元西、田代、仙道の各支部と合わせて9支部で組織しており、各支部の役員ら50人余が出席しています。

 昨年の羽後町では、8月に町道で車単独による死亡事故を含め人身事故は3件(前年は5件)、物損事故141件(同170件)が発生。酒気帯び運転で2件が摘発されています。一昨年12月には死亡事故ゼロ1000日を達成し、ゼロの日々が続いていただけに残念でした。また、同年は飲酒運転追放運動でも事故・検挙がゼロでしたので、改めて事故や違反の無い一年にしようと、運動を強化することにしています。

# by shouichiro_sato | 2024-02-24 21:42 | 羽後町 | Comments(0)  

鈴木巍さん

 昨年12月に高齢者叙勲で旭日単光章を受章した鈴木巍さん(飯沢・88歳)の受章祝賀会が、五輪坂温泉としとらんどで開かれました。鈴木さんは若い時から営林署で山の仕事に従事していましたが、定年直前の平成8年、地域に嘱望されて羽後町議会議員選挙に立候補。平成20年まで3期12年間、羽後町議として飯沢地域や町の課題解決に尽力されました。

 退任後は地元の飯沢老人クラブ「那智会」の代表として、集落内の環境整備に取組み、旧飯沢小学校前に造った花壇は、町のコンクール何度も最優勝賞を受賞。今でも町内の花壇コンクールの見本となっています。

 祝賀会には当時の町議仲間や地域の有志、ご家族が集まり、鈴木さんご夫妻のさらなるご健康とご多幸を祈念しています。

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 (写真・お孫さんから贈られた花束を手にする鈴木巍さんと絹さんご夫妻)

# by shouichiro_sato | 2024-02-23 21:38 | 羽後町 | Comments(0)