「一隅を照らす」気持ちで

 上到米地区振興会の総会が昨夜開かれ、今年の事業計画や予算を決めました。上到米は羽後町の西部、中山間地域である田代地区のひとつで、私の生まれ育ったところ。もちろん現在もここに住んでいますが、151世帯、7集落で構成されています。振興会は今から30年ほど前、小学校の改築運動をきっかけに、「ムラの課題には団結して取り組もう」と全戸が加入して組織されたもので、町内でも歴史のある団体です。

 しかしながら当地域でも少子高齢化の影響は大きく、10数年前から村社「唐松神社」の祭典では子供や青年有志による恵比寿俵の奉納が途絶え、一昨年には地域の拠点だった上到米小学校が統合のために閉校するなど、明るい話題が少なくなっていました。それでも振興会の呼びかけで、春の道路クリーンアップや河川の草刈、峠の花壇整備、住民運動会、町政懇談会などを実施して地域の環境整備とコミュニテイの醸成に努めてきました。

 今年の総会での話題は「住民運動会をどうする?」。小学校があった頃には用具の準備や進行でも先生方の協力でスムーズでしたが、昨年は初めて住民だけで企画・運営しましたので、今年も実施できるか心配でした。実際、役場支所が廃止された昨年は、「支所の職員がいなければ準備は無理だ」として、地区の総会で採決をし、伝統ある運動会を中止した町内もありました。しかしその心配は上到米では杞憂でした。

 「年に1回しかない集いの場。ムラの老若男女が一同になる機会は運動会しかない」「ムラに住む嫁さんの顔を見るのも、ムラの子供たちと接するのも運動会しかないのでは?」「無理をせず、半日のプログラムでも十分楽しめる。その後の反省会も楽しいものだ」など、地域のコミュニケーションを大切にしていこうという声ばかり。そういえば4月30日の早朝、地域に通じる3箇所の峠のクリーンアップにもほぼ全戸からの参加がありましたし、来月に予定されている河川の草刈についても、各集落ごとに準備が進んでいますから、ムラの連帯感は健在です。

 それでも、課題は盛り沢山。「携帯電話のアンテナ鉄塔は完成したが通話の目途が立たない」「旧小学校校舎を福祉施設や集会所に改修する計画はあるが着工時期は未定」「山間部ゆえにテレビは共同受信設備だがデジタル放送は見れるか」と、総会後の懇親会では話題は尽きません。25年前に初めて選挙に立候補して以来、私は振興会の応援団でしたが、無役になった昨年春、「今度はムラにかかわってもらいたい」といわれて会長に就任したもの、まだまだ地元では半人前。ビールを飲みながら役員の皆さんと意見交換し、改めて、そこに住む人達の視点で、「過疎地であっても一隅を照らす」ために頑張っていきたいと決意しました。 

# by shouichiro_sato | 2006-05-24 14:23 | 地域活動 | Comments(0)  

幼い子供を犠牲にするな

 「まさか?」と思うほど、いまだに信じられない事件が自然豊かな白神山地の麓、山本郡藤里町で発生しました。小学1年生の男児が殺害、遺棄された事件は遺体発見から今日で4日目。昨日は遺族や同級生など200人あまりが参列して葬儀が行われました。テレビで伝えられる町教育長の会見からは、深い「悲しみ」と「怒り」がにじみ出ていて、目頭が熱くなってしまいました。

 わずか1ヶ月前には、男児の住む2軒隣の小学4年生の女児が行方不明になり、水死体で見つかっているなど、「故郷の原風景が残るような農山村で一体、何があったのか?」と、不安は募るばかりです。能代警察署に置かれた捜査本部には一日でも早い事件の全面解決、犯人逮捕を願ってやみません。

 それにしても最近、全国的に幼い子供が犠牲になる事件が多すぎます。何も抵抗できない弱者を狙った卑怯な犯罪は人間関係の希薄な都会の出来事かと思っていましたが、ここに来て田園豊かな農村地帯でも多発していることに、背筋が凍てつく感じがします。登下校は親が送迎しなければいけなかったり、外で子供たちが遊べないなどというのは、秋田では考えられない光景ですが、しかし現実には私の住む町でも「○○地区子供を守る会」が7箇所に結成され、パトロールや広報・啓蒙活動を開始しました。

 かつて、村ではどこの家の子供であれみんなが声をかけていましたが、いつの間にか「隣は何をする人ぞ」「うちの子供には指図をしないで」となってきたのも事実です。しかし、出会った人に「おはようございます」と挨拶もできない社会は問題です。犯罪行為は言語道断ですが、「思いやり」や「優しさ」といった大事なものまで置き去りにされないよう、慎重に対応しましょう。

# by shouichiro_sato | 2006-05-22 15:02 | 社会・話題 | Comments(1)  

「北前船コリドール 経済・文化フオーラム」に参加

 16日午後6時から秋田市の県民会館大ホールにおいて、「北前船コリドール 経済・文化フオーラム」が開催されました。北前船コリドール(回廊)構想を推進している秋田公立美術工芸短期大学学長・作家の石川好先生らが呼びかけたもので、1400人もの参加者で会場は熱気ムンムン。夕食も忘れる程の充実した2時間半でした。

 北前船と呼ばれる海上ネットワークができた頃の日本海側の諸都市は、日本経済の中心として歴史に名を残していますが、今は少子高齢化と産業の低迷に悩んでいる地域です。この地域の再生のために庄内地方から男鹿半島にいたる海岸線の市町村を一つのコリドールと考え、県の違いを越えて連携し、北日本復活ののろしを上げようというのです。フオーラムでは東京大学大学院経済学研究科の伊藤元重教授や㈱パソナ代表取締役・南部靖之氏、㈱ANA総合研究所代表・浜田健一郎氏、東北公益文化大学の高橋英彦教授、それに建築家で東京大学特別栄誉教授の安藤忠雄氏らが当地方についての率直な意見を開陳されました。

 講演や討論で強調されることは、やっぱり地方の「自立」。「地域が生き残るためには人と違ったことをやる独自性が大切。これからは地域性や歴史、文化を活かした産業が伸びてくる」「企業誘致より人材誘致を」「観光客をリピーターにするのは人との出会いだ」「大分県湯布院のような地域イメージをつくろう」「人口3千人の交通が不便な瀬戸内のゴミの島が、年間15万人の観光客を迎える島になった。島全体を現代美術の館にしたいという篤志家の夢が実現した」など、これからの地域づくりの方向を示唆するお話がいっぱいありました。

 そうした話を聞いていて、私は20年前の同じような光景を思い出しました。場所も同じく県民会館です。大分県で始まった一村一品運動をきっかけにして「地域おこし」の取り組みが注目され、県町村会などが主催して「秋田をおこすシンポジューム」が開催されたのです。当時の高田秋田市長いわく「空前にして絶後」の催しでした。2日間の日程に延べ4千人の県民が参加しました。秋田魁新報は特集紙面を、NHK秋田放送局は朝から夜までの特別番組を企画したことを覚えています。    

 ・・・・・・・それから20年余。積極的に実践したところと無関心な地域との格差が県内にも出てきています。人材もしかり。やはりここは「口先よりも行動」でフオーラムの成果を出しましょう。 

# by shouichiro_sato | 2006-05-17 16:02 | 産業振興 | Comments(1)  

正直者が馬鹿を見ないように

 県内は今、代掻きから田植えの真っ最中。このところの好天にも恵まれて、農家の皆さんの今年の米作りにかける意気込みが伝わってきます。  ・・・・・・がしかし、ここにきてまたも大潟村から「我慢できない」ニュースが報じられています。農家8人で組織する「オーガニック・ファーム・大潟」が、昨年に引き続いて、畑作の計画で取得した農地約150ヘクタールに田植えを行っているという。会長の涌井徹氏によれば、「(当初計画の)大豆では農地取得のための借金が返せない」からと、村の指導や村議会の決議を無視して実施している模様です。

 こうした事態に黒瀬喜多村長は、「認定農業者の取り消し手続きを粛々と進める」として、当初計画の変更は農地の取得資金である農林漁業金融公庫の農業経営基盤強化資金(通称・スーパーL資金)を借りることができる条件に合致しないとしています。一方、涌井氏は「取り消しの決定があれば村を相手に撤回を求める訴訟を起こす」と応戦の構えですが、私は黒瀬村長の判断を支持します。いくら時代を先取りしている有能な経営者の一人であり、県内の所得番付の上位の常連でも、ルールを逸脱した行為は納得できません。米産県として、米の価格安定のために多くの農家が協力し、需給調整に参加している状況からしても、これ以上の「わがまま」を許してはいけないと考えます。

 これについて、寺田知事は15日の記者会見で、「(村長と涌井氏の)両方に問題がある」と指摘していますが、これも問題です。県は12億円もの農地取得資金を審査した村の審査会に参加しておりながら、昨年以来の対応は村まかせの感じが否めません。涌井氏は寺田知事の強力な支持者であり、黒瀬村長の後援会長でもあります。さらに、畑地を水田として利用するための土木工事には寺田知事が以前に社長を務めた建設業者も関わっていたようですから、ここは3人で忌憚のない話し合いをして、農業県の県民が納得するように解決するべきです。

 このところ、新しい農政への対応を指導するため、「あぜ道ミーテング」で県内の集落を訪問している寺田知事ですが、一番最初に行くべきところは大潟村の田植えの現場ではなかったですか?

 「正直者が馬鹿を見ないように」しないと、政治への信頼はすぐに崩壊してしまいます。
 

# by shouichiro_sato | 2006-05-16 16:45 | 秋田県 | Comments(0)  

菅総務副大臣と面会

 12日午前、総務省で菅義偉副大臣に会うことができました。湯沢市秋の宮(旧雄勝町)の出身で湯沢高校から法政大卒。代議士秘書、横浜市議を経て神奈川2区選出の衆議院議員、現在4期目。昨年秋の総選挙後、小泉内閣の中枢である竹中総務大臣の片腕として、郵政改革や地方交付税の見直しを含む国と地方の在り方などの難しい課題に取り組んでおられます。

 昨年の知事選挙でも帰郷され、私も直接アドバイスをいただいておりましたので、その後の経過報告とふるさとの課題などについて意見交換してきました。特に、山形新幹線の新庄以北の延伸や県境を越えた高速道路のネットワークづくりについては関心があるということで、JR東日本や関係機関への運動の進め方に知恵を出そうと語ってくれました。とかく最近は費用対効果が重んじられ、地方への投資が激減している状況ですので、大都市に住みながらも秋田の現状を心配している菅副大臣の言葉に嬉しくなった次第です。

 来月上旬には公務で秋田入りし、観光振興などについて意見交換されると聞きましたが、地元湯沢市では高校時代の同級生たちが発起人となって、「菅議員と語る会」も開催されます。当初は仲間内の会合の予定だったといいますが、噂を聞いた市民の皆さんからの参加希望も多く(実は私もその一人です)、主催者も困惑したことでしょう。選挙区は違ってもふるさとの期待は高まるばかりですので、菅副大臣のご活躍を祈念したいと思います。

 そういえば、東京9区の菅原一秀衆議院議員のお父さんは羽後町田代、お母さんは湯沢市内のご出身です。人口減少で秋田の選挙区は定員が少ないものの、ご家族などの関係者を見てみると秋田に縁のある政治家もまだまだいるはずです。各市町村に「首都圏ふるさと会」があるように、先生方の「秋田県応援団」があればいいですね。意外な方が秋田とご縁があったりして、面白いと思います。

# by shouichiro_sato | 2006-05-14 14:05 | 政治活動 | Comments(0)  

知事と市長、蜜月関係は?

 8日に行われた知事の定例記者会見で、寺田典城知事が秋田市中央街区の再開発に関連した佐竹史料館の移転改築計画に難色を示し、「史料館は千秋公園の中にあるべき。街づくりは刺激的なことを進めたい」と述べたことが波紋を呼んでいるという。今朝の新聞では佐竹敬久秋田市長や経済関係者が「具体的な腹案があるなら早急に示してほしい」と、戸惑っている様子を紹介しています。

 秋田駅前のヨーカドー継続を願って東京の本社へ直訴したり、商店街にある県有地を無料駐車場として開放したいなど、県都の再開発に意欲的な寺田知事ですが、どうしたことか地元関係者(例えば有料駐車場経営者)や事業主体の市当局とは十分な意思疎通が無いままに、思いつきだけが先走ってしまう、いつもの強引な手法がでてきた感じです。

 ことしの2月には、県と秋田市、秋田商工会議所、準備組合の4者が中央街区の活性化に向けて事務連絡会議を開いたものの、その後の目立った動きが無かったといいますから、一体何をやってきているのでしょうか。県都にふさわしいどんな街づくりをするのかは、一部のトップの恣意的な思いで進めるのではなく、市民や県民の合意形成が重要であることを肝に銘じて、速急に県と市が足並みをそろえて取り組むべき課題です。

 昨年の知事選挙以来、蜜月ぶりが目立つ寺田知事と佐竹市長ですが、市民生活に直結する豪雪対策の遅れや街づくりのビジョンについては、まだまだすれ違いが多いようで、この先が心配です。もっとも、「9年前には知事選挙で戦った者同士。所詮はライバル?なのかも」という声も聞こえてきますが・・・・・・。

# by shouichiro_sato | 2006-05-10 08:42 | 秋田県 | Comments(0)  

春爛漫、ワクワクしてきます

 魁新報の朝刊1面には、仙北市角館町・桧内川堤の満開の桜の航空写真が掲載されていました。天候にも恵まれた連休にふさわしい企画で、新聞を手にして「すごい!」と、しばし立ったまま見入ってしまいました。桜前線も内陸部から県北部へ移動し、秋田もようやく春爛漫。車を走らせながら見る山々も、新芽が吹き出し、山桜の鮮やかなピンク色と調和して、気持ちがいい季節です。・・・・・いいですね、やっぱり春は。

 同紙の企画にはもう一つ、地域面に県内の隠れた桜の名所を紹介する「2006サクラ日記」があります。実は、私もやがては県内一、いや日本一になるのではないかと期待しているところが先日掲載されていました。それは由利本荘市・芋川(いもかわ)堤防の桜です。記憶にある方もいるでしょうが、平成10年8月の梅雨前線豪雨による災害を受け、平成14年までに全長約10kmの河川改修工事が行われました。それをきっかけにして、市民の皆さんが桜の植樹に着手。旧本荘市川口地区から旧大内町北福田地区までの堤防沿い9.9kmに2001本の桜が植えられているのです。その桜が咲き出したとありました。まだ若木ですが、10年、20年もするとすばらしい桜の回廊になると思います。まさしく「ヘリコプターで上空から見てみたい」と言われるくらいの名所になるでしょう。

 昭和のブルーメッセをはじめ西目のハーブ園、大潟の菜の花ロード、若美のチューリップ、千畑のラベンダー、山内の芝桜、小坂のアカシアなど等、県内では素敵な場所が増えてきました。花を見て怒ったりする人がいないように、どんな花でも心を癒してくれるものです。農林業が基幹産業の秋田県ですから、景観も大切な財産です。四季を通して県内各地にもっともっと花が咲く、そうしたプロジェクトを進めたいと思います。荒廃する休耕田の増加や過剰作付けで苦悩するより、綺麗な花園に変えましょう。

# by shouichiro_sato | 2006-05-04 17:25 | 秋田県 | Comments(1)  

新会長に山村巌(秋田市)さん

 4月29日、秋田市の県青少年交流センター・ユースパルにおいて「秋田、これでいい会?」の臨時総会が開催され、三浦会長をはじめとする幹部役員の交代がありました。昨年2月の知事選挙への出馬表明以来、当会のリーダーシップをとってきた役員の皆さんが交代することは、私にとって大変つらいことでしたが、「もっともっと修行して逞しくなれ」「これを機会に自立せよ」という叱咤激励と捉えて、新体制を作っていただきました。

 新会長には今まで副会長であった秋田市の山村巌さん、筆頭副会長には地域の支援組織を代表して湯沢市の菅義雄さん、会計責任者兼事務局長には秋田市の原徹さんが選出されました。また、副会長には土田・大潟後援会長と佐藤・羽後後援会長が追加されましたが、今後、地域の組織の代表者には当会の役員になっていただくようお願いしたいと思います。さらに世話人兼事務局として、にかほ市の佐々木芳郎さんにも手伝っていただくことになりました。秋田県の農業後継者・担い手育成のエキスパートだけに、心強いパートナーです。任期は平成20年1月31日までの残任期間ですが、引き続きご協力いただける役員の皆さんと一致団結して、会員の皆様の負託に応えていきたいと思います。

 総会では、「まだまだ先は長い。焦らずに一歩一歩着実に頑張れ」「活動の目標を定めて積極的にアッピールしていくべきだ」などという意見もいただきました。会員も拡大していますし、気持ちを入れ替えて県内行脚を再開したいと考えています。

 ところで、桜の便りも県内各地から届き、天気も回復して農作業も忙しくなるなど、県内全土が躍動してきた感じのする季節になりました。皆さんも「素晴しい秋田」再発見のために外へ出てみませんか。

# by shouichiro_sato | 2006-05-01 12:51 | 政治活動 | Comments(1)  

医師不足の中で思うこと

 町立羽後病院(佐藤眞院長)に入院している父の開腹手術が昨日行われ、無事に終了しました。81歳の高齢であり、呼吸器疾患の持病を持つ父ですが、一夜明けて麻酔から覚めてみると心配された呼吸障害もひどくなく、私も一安心。今日の医療技術の進歩に感激してしまいました。

 手術の前には、病気の状態や対処法について父や家族に丁寧な説明があり、納得した上での手術でしたので、安心して見守ることができました。また、終了後もその結果について詳しく報告がありましたので、医師をはじめ医療スタッフの皆さんとの信頼関係が一層深まるものを感じました。ベット数168床の規模の病院ですが、人気の秘密はここにあったのかと気がついた次第です。

 ところで、県内では公立病院をはじめ、それぞれの医療機関で深刻な医師不足が叫ばれています。さらには累積赤字が20億円を超える市民病院もあり、県民の命と健康を守るには医師の確保と経営の安定化は緊急の課題です。そんな中にあって、羽後病院は佐藤院長、西副院長を中心に医師団のチームワークもよく、若手の先生方ものびのびと頑張っています。10年前に改築して現在の姿になりましたが、経営も黒字を続けており、一昨年には優良自治体病院として総務大臣表彰を受賞しました。

 小規模の病院であっても他に先駆けて最新鋭マルチスライスCTや1・5TMRIなどの医療機器を導入し、先生方が積極的に利活用できるようにしていることや、毎年、一般会計からの経営支援を行い、町民の医療機関としての位置づけが確立していること。即ち、医療スタッフが安心して職務に専念できる環境にあることが医師の定着率にも結びついていると思われます。医療の現場は専門的な分野で、素人の第三者が物申すには抵抗がありますが、環境の整備については開設者である首長・経営陣の姿勢も問われていると思います。

 先日、某市長が県庁に知事を訪ね、市立病院への医師の派遣に協力要請したところ、「それは大学の問題でしょ」と一蹴にされたとか。医師不足で困っている病院の状況について、県は形式的な対策協議会の開催に終始することなく、知事自らが先頭に立って、積極的に行動する必要があります。

 そんなことを考えながら父の傍にいた一日でした。

# by shouichiro_sato | 2006-04-28 13:52 | 羽後町 | Comments(1)  

斉藤氏、大差で能代市長に当選

 昨日行われた能代市長選挙は、斉藤滋宣氏が大差で圧勝しました。昨年から県内で行われた平成の大合併で誕生した新市・町の首長選挙では、全てのところで中心の市か有権者の多かった町の現職が当選していただけに、斉藤氏のご健闘に心から敬意を表し、お祝いしたいと思います。

 かつては東洋一といわれた木都・能代市にとって、低迷する経済の再建や閉塞感からの脱却は喫緊の課題であり、斉藤氏の県議・参議院議員として培った経験や実績に期待する声が大きかったことでしょう。地元出身でないことや有権者の少ない旧二ツ井町に居住することで、選挙ではさまざまな批判中傷もあったでしょうが、一日も早く市民との融和を図り、市民の力を結集して新能代市の建設に邁進してほしいと願っています。得票数から見るかぎり、地域感情の対立もない結果ですので、市民の皆さんの一致協力したまちづくりを期待しています。

 同日、三種町では旧八竜町長の佐藤亮一氏、八峰町では旧八森町長の加藤和夫氏がそれぞれ当選し、これで合併で誕生した全ての市町のリーダーが決まりました。県内ではこれで69人から25人に首長は減ってしまいましたが、皆さんにはそれぞれの自治体はもとより、県民のリーダーとして連携して郷土秋田の発展に力を発揮されるよう、お願いいたします。

 ただ、「これほどの票差になるとは思わなかった」と、それぞれの候補者が述べていましたが、「選挙ばかりは開けてみるまでわからない」もの。勝者と敗者の経験がある私も、事実、結果が出るまではいつもハラハラ・ドキドキの連続でした。そして当選した時には相手候補へ寄せられた得票に耳を傾けること。敗れた時には相手の方に私へ投票してくれた人の声を無駄にしてほしくないと思ったものでした。何はともあれ候補者の皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

 

# by shouichiro_sato | 2006-04-24 18:46 | 秋田県 | Comments(0)