「地方自治」の信頼を回復せよ!

 福島県・佐藤栄佐久前知事の辞職に伴う出直し知事選挙が、26日告示されました。任期途中で実弟が逮捕された道義的責任をとったものの、その後の東京地検特捜部の調べで、県発注のダム工事をめぐる収賄容疑も浮上し、前知事自身も逮捕されるという「汚職事件」に発展しています。知事と業者との癒着構造は、平成5年のゼネコン汚職で茨城、宮城両県の知事が収賄容疑で逮捕されたのを機会に、根絶されたと思っていましたが、巧妙な手口で繰り返されていました。住民の知事や自治体に対する信頼感を大きく損ねるもので、誠に残念です。

 今年の夏には、岐阜県庁で17億円近い裏金問題が明らかになり、全庁の6割もの職員(4,421人)が処分されました。当時の梶原拓前知事も謝罪会見を行い、返還に応じることになっています。梶原氏は全国知事会会長として、地方分権確立の先頭にたって闘う知事の象徴であっただけに、県民や国民の期待を裏切る事態となってしまいました。これも残念な話です。

 佐藤氏も国に対してはっきりと地方の主張をする知事として有名で、東京一極集中に異論を唱え、「市町村合併は強制しない」方針を打ち出すなど地方主権論者でしたから、私には頼もしい存在に見えました。しかしながら、食糧費問題で佐々木知事が辞任した秋田県もそうでしたが、こうした問題で地方のリーダーが失脚?すること自体、自分たちの足元で地方自治への信頼を崩壊させているのですから、責任は重大。権力者も長くなると、「裸の王様」になりがち。自己主張が強くなり、他人の意見に耳を貸さなくなると危険です。

 ところで福島県知事選挙初日、街頭での第一声でチョッと気になる言葉がありました。自民党・公明党の推薦を受けた候補者に対して、民主党・社民党の推薦を受けた候補者いわく、「私は一党一派に属さない、県民党です」と。二人とも無所属ですが政党の推薦を受けていますから、堂々と推薦した政党を紹介して自分の立場を明快にすればいいのに、県民をカモフラージュする作戦です。そういえば、秋田県知事選挙でも同じような攻撃がありましたネ。

# by shouichiro_sato | 2006-10-26 21:51 | 国政・時事 | Comments(0)  

「終わり良ければ、すべて良し」

 「念ずれば花開く」とは、今日の日のことをいうのでしょうか。天気予報では雨マークが消え、インターネットで雨雲の予想を見ても心配なし。朝一番に総合体育館の準備状況を確認しては見たものの、加藤教育長(町実施副本部長)と「閉会式は会場でやりましょう」。

 羽後会場では午前9時30分から、女子と男子の決勝戦です。小学校の児童達も応援に駆けつけ、お客さんも多くて大盛況。風も無く、暖かい日差しも戻って絶好のコンデションとなりました。優勝は女子が岐阜県の「ソニー一宮」、男子は愛知県の「名古屋フラーテルホッケーチーム」。ワールドカップにも多くの選手を送り出している両チームが前評判通りの実力を発揮し、圧勝しました。そして、「終わり良ければ、すべて良し」。高瀬・三輪・羽後の三中学校合同の吹奏楽隊の演奏で閉会式も引き締まり、大会は無事に終了しました。

 これからのホッケー競技は、11月に全日本男子の選手権大会が行われ、同12日にはNHKテレビで決勝戦の模様が中継される予定です。年末にはアジア大会もあり、北京オリンピックの出場が決まる可能性もあります。今回の社会人大会で活躍した選手はほとんどが日本代表のメンバーであり、今後が楽しみです。5日間も国内最高レベルの試合を見続けたためか、ホッケー競技を身近に感じるようになり、(競技経験のない)私にとっても、貴重な体験でした。

 1906年(明治39年)11月23日、東京の芝公園グランドで英国人が慶応義塾に教えたのが日本のホッケーの始まりで、今年は丁度100年目。来年3月10日には、東京・帝国ホテルで「百周年記念祝賀会」も開催されます。偶然にもそうした節目の時に、国体競技を羽後町で開催できることは嬉しいことです。財政事情が厳しい中で町当局も大変でしょうが、皆の英知を結集して、関係者はもとより町民の皆さんも喜んでくれる国体になるよう、頑張っていきたいものです。

 関係者の皆さん、5日間ご苦労さまでした。私も今夜はゆっくりさせてもらいます。

# by shouichiro_sato | 2006-10-25 18:00 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

寒い一日でしたが・・・

 昨日からの雨は、今日も冷たく降り続きました。全国のトップクラスの選手が参加している「全日本社会人ホッケー選手権大会」は、いよいよ準決勝の山場を迎えているのに、天気が悪くて応援を予定していた町内の子ども達も参加できず、残念です。

 それでも試合は好ゲームばかり。人工芝コートのコンデションには問題も無く、冷たい雨を吹き飛ばすファイトあふれるプレーの連続に、感激しました。こういう日は、選手はもちろんですが競技役員や各係の皆さんも大変なはずなのに、誰ひとり文句をいう人も無く、一致協力して頑張っている姿に、これまた感謝です。

 明日の天気予報を気にしながら、午後には雨天の場合の閉会式を想定し、総合体育館に会場設営が始まり、それこそ全ての状況に対応したリハーサルとなりました。こういう時の役場職員(実施本部担当者)のチームワークは見事なものです。皆さん、ご苦労さまでした。

 夜は、北都銀行西馬音内支店の顧客の会である「北都会」が主催する異業種交流会に出席。日本経済新聞社秋田支局長・加藤嘉明さんの講演会がありました。演題は「地域自立の条件」。今後の自治体のあり方や地域産業の未来についてお話され、最後に加藤さんの好きな言葉を紹介してくれました。 

 「Nothing happens unless first a dream.」 詩人カール・サンドバーグの言葉で、「夢が無ければ、何も始まらない」。

 雨の中で日本一、いや、オリンピックでのメダルという目標に向かって頑張るホッケー選手の姿を思い出すと同時に、(合併に参加しなかった町ですが)これからのまちづくりに元気をいただきました。

# by shouichiro_sato | 2006-10-24 23:55 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

ドーピング検査が実施されました

 21日から行われている「全日本社会人ホッケー選手権大会」では、初日と昨日の2日間、羽後町会場でドーピング検査が実施されました。東京から派遣された専門の検査官が、試合毎に競技を終えた選手を1チームから抽選で3名指名し、決められた手続きにより採尿しました。羽後町の競技実施本部では、検査官の指示に従い補助員を務めましたが、町内では初めてのことであり担当者も緊張したといいます。

 (財)日本体育協会ではアンチ・ドーピング活動に賛同して積極的にこの活動を行っており、平成15年の静岡国体から、国体でもドーピング検査を実施しています。特に来年の秋田わか杉国体では、全ての競技でドーピング検査が行われるようです。国体を国内最高の質の高い競技大会として開催するために、世界規定に基づいた検査であり、その意味でも貴重な初体験になりました。

 検査対象になった選手は通告をされると同性の係員の監視下におかれ、立ち会いのもとで採尿するそうですから大変です。国際大会などで活躍している全日本のメンバーならともかく、初めて検査を受けることになった選手にはチョット気の毒な感じもしますが、公正な競技を行うにはやむを得ないことでしょう。「さすがに権威のある全国大会は違う」と、勝利に酔う暇もないままに、皆さんが協力しておりました。

 男子の初戦を突破した「秋田クラブ」でしたが、今日の2回戦では「名古屋ブラックラビッツ」(愛知県)と対戦し、7―0で完敗。自分たちのホッケーをさせてもらえませんでした。しかし、相手は元全日本のメンバーが主流のチームだけに、横綱の胸を借りたぶつかり稽古のようで、納得です。この悔しさを来年まで忘れず、さらに技術力を高めるしかありません。

 朝から小雨模様で、日中の最高気温も15度程度。本部席などには石油ストーブを用意した3日目でした。明日の天気はさらに悪くなるようで心配です。選手はもとより、競技運営に関わる多くの皆さんも防寒対策を万全にして頑張りましょう。私も一日中、長袖の下着に「ホカロン」を貼り付けておりましたが、明日はもう一工夫しなければなりません。 

# by shouichiro_sato | 2006-10-23 18:16 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

ホッケー男子、「秋田クラブ」が初戦を突破

 全日本社会人ホッケー選手権大会2日目。朝には霜が降るほどの冷え込みでしたが、日中は天候に恵まれて、競技は順調です。

 まだ1回戦ですから強豪チームは出場していませんが、それでも各地域の予選を勝ち抜いてきたチームの全国大会。闘志あふれるプレーやスピードのあるゲーム展開に観衆からは感嘆、驚きの声が上がるほどでした。

 十文字会場の男子は、地元の「秋田クラブ」が東京都代表の「東京ガス」と対戦。前半のチャンスで得た1点を守りきり、結局1―0で初戦を突破しました。私は羽後会場の本部を離れることができませんでしたので、どうなるものかとハラハラしていましたが、羽後町の関係者から勝利の報告を聞いて、思わず歓声をあげてしまいました。本当に嬉しいスタートです。

 夜には、競技役員が宿泊している湯沢ロイヤルホテルを訪ね、「日本社会人ホッケー連盟」の内藤政武会長を始めとする幹部の方々と懇談する機会を持つことができました。この2日間はミーテングなどで時間も無かったと聞きましたので、今夜は競技運営についての意見交換会です。その結果、様々な反省点はあるものの、このリハーサル大会を教訓にして来年の国体は完璧なものにしたい、十分にできると確信して家路につきました。

# by shouichiro_sato | 2006-10-22 23:41 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

中学生が主役のリハーサル大会

 心配された天気も良好で、ホットしました。来年の秋田わか杉国体ホッケー競技のリハーサル大会である、「2006年度全日本社会人ホッケー選手権大会」の開会式が、午前9時から羽後町の多目的運動広場(人工芝ホッケー場)で行われ、25日までの日程で試合が始まりました。

 大会には全国各ブロックの予選を勝ち抜いた男子28チーム、女子12チームが参加しています。選手の中には今年のワールドカップ大会(男子はドイツ、女子はスペイン)に参加した全日本の登録メンバーも多数おり、初日から同点のためにPS戦があるなど、好ゲームが展開されました。ただ、残念なことに秋田県の女子チーム「秋田クラブ」は、ワールドカップのメンバーがいる大分県の「しいたけ本」に7―0で惨敗。力の差があることはわかっていましたが、防戦一方でシュートのチャンスすら与えてもらえず、全国の壁の厚さを実感したゲームでした。

 しかしながら、応援に来てくれた高瀬中学校の皆さんには感謝・感激で、頭が下がりました。同中の猪本ゆかり先生が「秋田クラブ」の主将を務めていることもあり、全校応援で会場を盛り上げてくれたのです。応援部員を先頭にして大きな声で声援を送る中学生の姿に、私は目頭が熱くなりました。

 振り返ってみると今日は、中学生に助けられた一日になった感じです。開会式でのプラカード担当や吹奏楽と合唱、競技補助員などに多くの中学生が参加した他、町内の3中学校の生徒全員が応援にも協力してくれました。特に、気温が下がってきた午後からは風邪をひいたりしないかと心配でした。しかし、皆さん頑張ってくれました。ゲームの主役はいうまでもなく選手の皆さんですが、今日の会場の主役は中学生の皆さんでした。皆さんありがとうございました。

# by shouichiro_sato | 2006-10-21 22:33 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

小松由佳さん、TDK硬式野球部に県民栄誉章

 秋田県県民栄誉章顕彰式が今日、午前10時30分から県庁第2庁舎大会議室で行われました。受章したのは世界第2の高峰K2(8,611メートル)に日本人女性として初登頂に成功した、東京都府中市の小松由佳さん(24歳・秋田市出身)と、第77回都市対抗野球大会で初優勝を果たしたTDK硬式野球部(にかほ市)です。

 表彰状の授与の後、小松さんとTDK監督の船木千代美さんの話(報告)が聞けるということで、私も参加させていただきました。以下は、そのお二人の印象に残った言葉です。

 「登山には勝ち負けはないのに、名誉ある章をいただくことができてうれしい」 「雪崩と落石が怖かったが、自分は大丈夫だと暗示をかけていた」 「非現実的な世界に身をおく。しかし不安より期待が大きいから登れた」 「頂上に立っても満足感はない、下りが大変危険だから。ベースキャンプ(安全な場所)へ帰って一番満足した」 「山の仲間は共に助け合っていく関係だ」 「K2は私の一つの通過点に過ぎない。心配・応援してくれている両親、仲間に感謝している」

 小松さんはチャーミングな普通のお嬢さん。どこにそうした冒険心やファイトがあるのだろうと疑ってしまいましたが・・・・・実に爽やかで素晴らしい方でした。

 「勝つ野球をしたい。野球ができる喜びに感謝したい。会社に愛される野球部でありたい」 「守り抜く野球、1点を取りに行く野球ではクリーンナップでも犠打が必要だ」 「2006年の目標は都市対抗ベスト4だった。戦う集団・全員野球をスローガンにした」 「ほとんどの選手は野球を長くやっている。今さら欠点を修正するより、長所を伸ばすことが重要だ」 「欠点に目がいくと個人の良さが死んでしまうことがある。良いところを引き出さないといけない」

 精悍で、いかにもスポーツマンらしい船木監督。選手としても活躍してきた方ですが、監督就任後は私情が移らないように、選手と飲食をともにすることも少なかったとか。凛とした姿には勝負師の気迫がありました。

 お二人には、一つのことを究めた輝きがあります。秋田県の名を高め、社会に明るい希望を与えた功績は正しく県民の誇りです。誠におめでとうございました。そして、ありがとうございました。

# by shouichiro_sato | 2006-10-20 22:49 | 秋田県 | Comments(0)  

町立三輪中学校のこと

 福岡県筑前町立三輪中学校の2年生の男子生徒(13歳)が今月11日、いじめを苦にして自殺したとされる事件には文部科学省が調査に乗り出すなど、大きな社会問題になってきました。担任だった先生の関わりや学校の対応、事件後の混乱する状況について、町役場や町教育委員会には苦情や抗議の電話、メールが相次いでおり、18日までに約3300件に上ったと報道されています。

 インターネットで検索すればすぐにアクセスできますから、新聞やテレビで話題が続く限りは様々な意見が寄せられることでしょう。ところが、羽後町の三輪中学校にも抗議のメールがあったと聞きましたから、名前が同じだったことからくる、「他人事ではない」困った話です。

 確かに「Yahoo!JAPAN」で検索すると、最初に登場するのが羽後町立三輪中学校。そして岐阜市立三輪中学校、奈良県桜井市には市立大三輪中学校がありました。この「三輪」という名前に共通するのは、大物主神を祀る神社がある所。筑前町の三輪地区にも日本最古といわれる神社があり、その長い歴史を語るべく、木々に守られているように佇んでいると紹介されています。即ち、歴史と伝統のある良い環境の地域なのでしょう。それ故に、今回の事件にはやりきれない、切ないものを感じます。

 北海道滝川市でも昨年9月、小学生の女子児童(当時12歳)が自殺していたことが明らかになりました。いじめを苦にした子供たちの自殺が全国で起きています。文部科学省の調査では平成10年以降、7年連続して「いじめ」による自殺はなかったとのことですが、最近の実態を見ると事実とかけ離れた報告となっていたようです。調査が不十分だったのか、それとも学校に隠ぺい体質があったのか。「ゆとり教育」などの改革が唱えられる一方で、管理ばかりが強化されてきたような印象もあり、いつの間にか学校の主役が児童・生徒でなくなってきているとすれば、問題です。

 改めて、学校だけではなく家庭も地域も、もっともっと子ども達が発するサインに関心を持ち、生き抜く力を応援していきましょう。みんなの力で子ども達を育てましょう。子どもに慕われ尊敬されるべき先生方が、子ども達の前で謝ったりする姿を私は見たくありません。 

# by shouichiro_sato | 2006-10-19 18:33 | 社会・話題 | Comments(0)  

医療の現場がおかしい?

 痛ましい出来事です。奈良県の妊婦(32歳)が分娩中に意識不明になり、転送先を探したものの19ヶ所(当初18ヶ所と報道されたが1つ増えたことが判明)の病院に受け入れを断られ、1週間後に死亡していたことが明らかになりました。

 奈良県は大阪や京都に隣接しており、県内外の医療環境は充実している所だと思いますが、最初に受け入れを打診した県立医大病院に満床を理由に断られ、それから6時間もかかってようやく大阪府吹田市の病院にたどり着いたと報道されています。どういう事情があったにしろ、緊急医療や高度医療の態勢に不備があったとの批判は避けられないでしょう。ただし、分娩のために入院中だった町立大淀病院でも、頭痛を訴えて意識不明になったのに、コンピューター断層撮影装置(CT)にかけなかった主治医の判断ミスがあったようで、「防げたかもしれない死」であり、残念です。

 ところで、最近の医療現場には異変が起きています。医学部の定員を抑制して医師数を増やさない政策が行われ、そのうえ研修制度が変更されて大学の医局から研修医が少なくなり、地方や小規模病院から医師が大学に引き揚げる。結果、身近な医療機関の医師不足が顕著になってきました。既に救急医療態勢が崩壊したり、一部の診療科を閉鎖するなどの影響が、秋田県でも多く発生しています。「命と健康」を守る大切な仕組みにも、中央と地方との格差がついてきているようで心配です。

 大都市圏や県庁所在地などは医師の充足率も高く、厚生労働省では都道府県が責任を持って態勢を整備するべきだとして、格差を解消する対策には消極的です。しかし、今まで多大な県費をつぎ込んできても、結局は県内に在住する医師が少ないのは何故か。今一度、医師の社会的役割、労働環境、報酬・待遇などについて、オープンな議論が必要ではないでしょうか。一部の大学の入学試験に地域枠を設けても抜本的な解決策になるとは思われませんから、国が責任を持って医療施設や医師の配置についての指針を作り、改善するように誘導するべきです。

 私自身、町立羽後病院の整備と経営に携わった経験からして、今日の医療現場の混乱・困惑は、地方自治体の努力不足によるものではなく、不十分な国の政策が引き起こしたものだと断言しておきます。

# by shouichiro_sato | 2006-10-18 21:50 | 社会・話題 | Comments(0)  

ようこそ田代へ、樹木医・黒坂登さん

 専門家はさすがです。実践を通した説得力ある指導に感激しました。

 田代後継者会(会長・阿部則夫さん)では地域の環境美化に参画しようと、田代の中心地にある河川の堤防に「桜」の植樹をしています。しかし最近、生育状態が心配なものですから専門家の指導を受けることにしました。どなたを講師にしようかと悩んだ結果、「やはり、秋田県の桜の名所は角館。確か、桜担当の専門家がいるはず」ということで、仙北市教育委員会文化財課の参事・黒坂登さんにお願いしました。

 黒坂さんは専門の試験に合格した樹木医6期生。普段は仙北市で文化財の保護に努めていますから、今朝は仙北市田沢湖町玉川にある特別天然記念物「北投石」の状況を観察した後、県立横手高校の桜を診断してから、羽後町田代に来てくれました。樹齢50年以上の桜がある七曲峠、植樹から15年の高瀬川の堤防の桜。そして地域の菩提寺「妙音寺」に隣接する、門前集落の人達が50年以上にわたって大切に育ててきた長楽園の桜(管理責任者・阿部敏夫さん)を見てもらい、今後の管理のあり方を教えていただきました。

 桜の樹勢と管理、様々な障害については現地で指導を受けました。会場を田代の総合交流施設「長谷山邸」に移動してからはOHPを使った講話で実に解りやすく、参加した「桜を守る会(会長・長谷山信介さん)」のメンバーも喜んでくれました。豊富な知識と実践に裏打ちされた黒坂さんのお話は、「目から鱗」の連続です。誠にありがとうございました。

 地球環境が悪化の一途をたどっている中で、樹木の生きる力を大切にしようという心に嬉しくなり、今度来ていただく時には「今日の教えを活かして、立派な桜を咲かせます」と、皆で約束しました。桜に興味のある方は、是非とも黒坂さんのお話を聞いてみてください。お薦めです。

# by shouichiro_sato | 2006-10-17 22:21 | 地域活動 | Comments(0)