カテゴリ:秋田市中央街区( 8 )

 

エリアなかいち

 3日から東北を代表する夏祭り、「竿燈まつり」が行なわれている秋田市。中央街区の再開発地域にある「エリアなかいち」の広場では、きょうから妙技会(昼竿燈)が始まり、多くの観光客で賑わっています。

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  (写真・広場は多くの人で賑わっていましたが、中は寂しかったエリアなかいち) 

 しかしながら、隣接する商業棟の中は食品売り場などが撤退したままで閑散としており、最もお客さんが多いこの時期としては、寂しい限りでした。

by shouichiro_sato | 2014-08-04 23:58 | 秋田市中央街区 | Comments(0)  

広小路

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 秋田市の中心市街地・広小路の歩道には、まだ雪がありました。 (写真・なかいちからアトリオンに向かう歩道で。3日午後4時ころ)

 同地区はにぎわいを創出するとして、県や市が多額の費用を投じて県立美術館や商業棟、交流施設などを整備したものの、商業施設からは入居しているテナントが「売り上げが少ない」として、3月末に撤退することを表明しています。

 一方、広小路に設置されていたアーケードは、商店街が負担していた維持管理費用の捻出が難しくなったとして昨年末までに撤去され、降雪の後はご覧の状況。県では新年度に融雪歩道の整備を進める計画ですが、こちらの費用は数億円規模とのこと。

 当初に描いた構想からすると、新たな課題も多くなってきた中心市街地の再開発計画です。

by shouichiro_sato | 2014-03-03 22:15 | 秋田市中央街区 | Comments(0)  

権利変換

 5日から縦覧が始まった秋田市の中通1丁目地区市街地再開発組合の権利変換計画で、25組合員のうち、7割以上の11個人と7法人が組合から補償費を受け取って土地や建物を明け渡し、転出する意向であることが分かりました。補償費の計は約23億円で、最も多い組合員は約7億9千万円とか。

 等価交換して事業者として残るのは、商業施設を取得する秋田まちづくり㈱と建設工事を行う清水建設。それに美術館を取得する秋田県とにぎわい交流館を取得する秋田市。それ以外の民間法人は、たったの3社です。同組合では転出する組合員には秋田まちづくり㈱への出資を呼びかける方針ですが、応じてくれか、見通しは不透明です。

 やっぱり、「民間主導」とは名ばかりで、膨大な公費が注がれる「公共工事」です。だとすれば、当面は県か市が当該用地を取得して(民間から権利を譲り受け)、批判が多い現行計画より有効な活用方法を再考するべきでしょう。佐竹知事は記者会見で「時間がかかったので、やむを得ない」と述べていますが、こうした状況は県議会には報告されていませんでした。これからも、問題は続きそうですネ。

 秋田市議会と県議会は関連予算を可決しているものの、「これ以上の空洞化は避けたい、今やらなければ」「(財源となる)合併特例債の期限が迫っている」「第3者機関が事業の公正をチェックする」など、街づくりのビジョンに疑問を持ちながらも、「やむを得ない」という消極的な賛成でした。むしろ、最大会派の自民党が推薦した佐竹知事は秋田市長時代に現在の計画をまとめた人であり、美術館移転を提案した寺田前知事に対して(当時の与党だった県議が)気を遣った?結論に思えてなりません。

 尚、補償費を受け取って転出する組合員の中には、民主党・小沢幹事長への違法献金問題で話題となった西松建設も含まれています。西松建設は当時、秋田中央道路や県立武道館の工事を受注していましたが、同社とは全く関係のない?中央街区の土地(権利)をなぜ取得していたのか。不思議に思います。

by shouichiro_sato | 2010-04-06 20:33 | 秋田市中央街区 | Comments(2)  

「造反」

 「造反」とは体制に逆らうこと。謀反を起こすことのようですが、政治家が自らの信念に基いて行動することは重要なことです。

 会期を延長してきょうが最終日の2月定例県議会は、秋田市の日赤・婦人会館跡地の再開発関連事業費を含む、2010年度一般会計当初予算を賛成多数で可決しました。しかし、最大会派で佐竹知事与党の自民党は「原案に賛成する」と決めていたものの、一人が退席、2人が反対し、一部のマスコミは「自民議員が造反」と報じました。

 退席したのは予算特別委員長の北林康司氏。反対したのは同事業の審査を担当した建設交通委員会柴田正敏委員長と小松隆明副委員長。「再開発計画のスタート時点と今では社会情勢が違う。秋田市の全体構想をどうするのかという指針がないまま、施設を建てていいのかという疑念が払拭できない」(柴田氏)。「現行計画で進めてくれという人は少ないと思う。いっぺん立ち止まって考えるのが、最もいい選択肢だ」(小松氏)。秋田市のベテラン議員の退席と、最も時間を費やした委員会の正副委員長が反対したことは、重要です。

 会期の延長を主張した自民党では、この間に独自のプロジェクトチーム(座長・大関衛県連政調会長)をつくり事業内容を調査しましたが、こちらは「同開発事業に瑕疵はなかった」として、事業は妥当と判断。事業計画そのものを見直すべきだという指摘は無く、事業の透明性・公平性の確保や事業費の圧縮などに焦点を当てた報告になっていました。これを受けて自民党会派では決定に従うように締め付けをはかったものの、反対した議員の決意は固かった模様です。これは造反でもなく、議員の信念で職責を果たしたもので、当然の行動でしょう。

 ただし、「社民党」と「いぶき」の5議員は、同関連予算を削除する修正案に賛成し、それが否決されると、今度は「反対することで予算執行を遅らせたくない」「当初予算の方向性には賛同している」として、原案に賛成しました。これもチョッと理解できませんネ。こちらは「豹変?」ですか。

by shouichiro_sato | 2010-03-30 23:43 | 秋田市中央街区 | Comments(0)  

事業目的

 どんな事業であれ、目的があります。そこで、秋田市の中心市街地、日赤・婦人会館跡地の再開発事業は何のために行う事業なのか? ――――その原点を思い出してみましょう。

 「衰退する一方の中心市街地に賑わいを取り戻し、街の活性化を図りたい」「大型の商業モールや公共施設を誘致し、賑わいの拠点としたい」として、ハコ物(施設)や新しい交通システムを導入して、秋田駅西から大町にかけての一帯を整備する計画の核となるのが、日赤・婦人会館跡地再開発。その目的を達成するには、どのような施設(街づくりプラン)が望ましいのかという議論が、やっぱり中途半端でした。

 県や市当局は今の計画がベストで、これ以外は考えられない。にぎわいの創出は一刻の猶予も許されない、今やらなければ当分の間は無理になる、という姿勢を変えていません。会期を延長して審議中の県議会でも、可否の鍵を握る最大会派の自民党は、プロジェクトチームを作って事業内容を検討していますが、焦点は「補償費などの見積単価は適正か」「事業費の削減は出来ないか」「特定業務代行者の選定は適切か」「事業の透明性を確保するため、第三者機関を設置してチェックせよ」といった、賛成するための?条件を模索している様子で、現計画の内容を心配している県民の意識とは、チョッとズレている感じです。

 そんな中で、25日に開かれた県議会予算特別委員会建設交通分科会(柴田正敏会長)では、芸術分野の有識者である石川好氏(酒田市美術館長)や秋田拠点センター・アルベテナント会会長の上田良司氏、それに周辺の商店関係者として仲小路振興会と広小路商店街振興組合の代表2名を参考人として招き、事業に対する意見を聞いています。

 参考人からは「このまま進めれば後悔することになる」「立ち止まって議論すべきだ」という、現計画に対する批判が続出したとのこと。事業計画の内容と経緯を見れば、もっともな指摘です。このままでは地権者などへの補償と建築工事を行う業者にだけメリットがあるようで、それが目的になってきたような思いを禁じ得ません。「今さら何を言うのか」という意見もありますが、(トップが)建設するハコ物を最初に決め、担当部署がその理由付けに必死になっている姿勢は、(ここまでくると)傍から見ていて滑稽です。

 ただし、秋田市議会は24日に関連予算を盛り込んだ2010年度一般会計当初予算案を可決し、計画の推進にゴーサインを出しました。市議会での議論は県議会ほど聞こえてきませんでしたが、県議会はどう判断するのか。議員各位の賛否とともに、その判断理由にも注目したいものです。

by shouichiro_sato | 2010-03-26 22:27 | 秋田市中央街区 | Comments(0)  

ニュース

 朝は新聞を読むことから一日が始まり、夜にはテレビのニュース番組が欠かせません。それでも遅い時間になると県内ニュースの放送時間は少なく、私はインターネットでチェック。

 NHK秋田は番組で放送されているものとほぼ同じ内容のニュース原稿が掲載されています。民放はABS秋田放送やAKT秋田テレビ、AAB秋田朝日放送の各局とも、ニュース番組そのものをアップしており、映像を含めて視聴することができます。夕方のニュース番組を見逃しても、その後にチェックできるサービスはうれしいですネ。

 ところで、今もっとも注目されているのは2月定例県議会の予算特別委員会・総括審査。議論の焦点になっている秋田市中通の日赤・婦人会館跡地の再開発事業です。質問に立った18人の議員の多くが取り上げたこの事業には、目的や進め方、建設業者選定のあり方などについて、様々な問題が噴出してきました。結果、きょう開く特別委員会で採決をする予定が、過半数以上の議席をもつ最大会派の自民党が意見集約を出来ず、会期を延長して審査を続けることになるとか。

 議員各位の判断に基づいて堂々と賛否の態度を表明すればいいものを、なんとも情けないことになりました。こうしたことに党議拘束をかけてみたところで、事業の結果責任に(議員各位は)どういう形で責任を取れるのでしょう。佐竹知事の与党としてのメンツはあっても、素直な気持で判断するべきではありませんか。少なくとも県民の多くは地権者や建設業者、県庁や市役所の思っていることとは違う判断をしているものと感じます。短期間で1万6千人近い署名が集まったのが、何よりの証左でしょう。

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 さて、そんなこんなでインターネットで各放送局のニュースを確認していると、ABS秋田放送のホームページにはこの3日間、「県議会予算委員会・総括審査」のニュースが全くありません。(写真・今夜12時前のABS「エリアニュース」画面です) 

 家人に聞くと夕方のニュース番組「リアルあきた」では毎日トップで放送されていると言うのですが、(その日の最も注目されているニュースが)ネット上にはアップされていません。一体どういうことでしょう。意識的に掲載しないのか、それとも他の理由があるのか、気になりました。

by shouichiro_sato | 2010-03-18 23:55 | 秋田市中央街区 | Comments(0)  

常套手段

 開会中の県議会と秋田市議会で焦点となっているのは、日赤・婦人会館跡地の再開発事業です。秋田市中心市街地のにぎわいを取り戻す手段として、県立美術館の移転・新築やにぎわい交流館の建設、商業モールや立体駐車場、ケアホームとマンションが計画されていますが、総事業費が150億円超えるプロジェクトにしては、納得できる説明がされていません。

 県は4日、事業計画の全面的な見直しにより着工が2014年以降にずれ込んだ場合は、大幅な財政負担が生じるという試算を県議会に示しました。関連予算の議決が6月定例議会以降になった場合のかかり増しは、土地・建物の再鑑定と権利変換計画の再策定に8465万円。県有地の評価減額分6000万円などがあり、10年度内に着工できなければ国の補助金も受取れない―――と説明しています。

f0081443_1934292.jpg しかし、事業主体になる中通一丁目地区市街地再開発組合では、今までに2億6000円を超える支出をしており、その大半を大手ゼネコン4社が立て替えていることが判明しました。

 再開発組合では県立美術館などの建築工事やマンションを分譲する特定業務代行者を、その中の業者が中心となる企業グループに決めており、関連予算を審議している県議会建設交通常任委員会では、組合の財務内容や業者選定の経緯も不透明だとして、来週9日に組合や秋田市などの担当者を参考人招致することを決めています。(写真・きょうの建設交通常任委員会。ABS秋田放送ニュース「リアルタイムあきた」より)

f0081443_1929193.jpg 一方、秋田市議会では代表質問が行われ、穂積市長は国の支援制度や財源確保が期待できる今回を「最後のチャンス」と述べています。(写真・答弁する穂積秋田市長。同)

 「この機会を逃せば、事業が出来なくなる」という姿勢は、為政者が用いる常套手段。問題があれば事業内容を見直したり、中止するのは当然のことであり、国の支援や財源についても新しい方策(事業展開)を考えればいいこと。少なくとも当分の間は、地方の中心市街地の活性化や振興対策が国にとっても重要な課題であり、地域の創意工夫による事業を支援しないことはあり得ません。むしろ知事や市長には、地方が必要とする支援制度を国に求めていくぐらいの気概がほしいものです。

 県議会の常任委員会が県当局の要請で非公開で協議を行ったり、市長の答弁が原稿を(元気のない声で)丸読みしている様子からは、執行部の熱意も伝わってきませんでした。県と市議会の議員各位には「事業が遅れれば負担が増える」などという牽制に惑わされることなく、後世に悔いを残さない判断を望みます。

 もっとも、地権者にとっては事業の内容よりも、「提供する用地の取得と解体する建物の補償を早くしてもらいたい」のが本音だという声もあり、この際、県有地以外の土地を県か市が取得することだけに止めて、利用計画を練り直すことも一考かと思います。「政治決断」などと、無理強いをしてはいけません。

by shouichiro_sato | 2010-03-05 20:04 | 秋田市中央街区 | Comments(1)  

意見交換

 県議会建設交通委員会(柴田正敏委員長)は17日、秋田市中心市街地再開発事業の主体となる中通一丁目地区市街地再開発組合と、意見交換を行いました。出席したのは委員会所属の県議9人と組合員15人、それに市の担当者などです。

 委員会が意見交換を行った理由は、中心市街地開発計画に対して疑問視する声が日増しに大きくなり、開会中の2月定例県議会に提案されている新県立美術館の取得費約3億3千万円、組合への補助金約5億円の予算を認めれば、現行計画案にゴーサインを出すことになり、慎重にならざるを得なかったためです。

 これまでの予算審議からすると、計上された事業について当事者の意見を聞くなどの踏み込んだ審査をするのは異例なこと。しかし、県住宅供給公社や県木造住宅株式会社などでは、事業失敗のツケを税金で穴埋めする事例が続いていましから、事業を強行した県当局の責任はもとより、安易に認めてきた県議会の姿勢にも問題があり、今回の意見交換会は時機を得たものでした。当然、今後の委員会審議に反映されることを期待しています。

f0081443_20561849.jpg さらに、17日の秋田魁新報で紹介された新県立美術館のフロア構成にはビックリしました。(写真)ナンと2階には水を張った庭が計画されています。有名な建築家に設計を依頼しているとはいえ、冬が厳しい秋田のビルに、水庭は必要ありません。

 佐竹知事は15日の記者会見で、「世界でトップクラスの建築家である安藤氏の計画を白紙にすれば、県の信頼が失われる可能性がある」と述べていますが、このまま強行してはかえって禍根を残すことになるでしょう。

 県議会で過半数を占める自民党議員が、佐竹知事の与党として予算を認めるのか。それとも計画の見直しを求めるのか。議員各位の判断が注目されます。

by shouichiro_sato | 2010-02-18 23:59 | 秋田市中央街区 | Comments(0)