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今年は「変」

 京都市にある(財)日本漢字能力検定協会が公募していた今年の漢字に、「変」という字が選ばれ、師走の恒例行事として清水寺の貫主・森清範さんが特大和紙に揮毫しました。

 内閣総理大臣が突然に変わったり、変革をかかげたバラク・オバマ氏がアメリカ大統領選挙に勝利したこと。米国発の金融危機による世界の経済変動など、あらゆる分野で変化が大きかった一年を象徴しています。

 11月からの1ヶ月余で、はがきやインターネットで11万通以上の応募があり、「変」は6031通で全体の5.4%。2位は「金」、3位は「落」でした。昨年は「偽」でしたから、何となく社会の荒廃が進んでいるようで、心配です。

 参考までに、最近の「今年の漢字」を振り返ってみると次のようになっていました。

 平成20年・「変」 19年・「偽」 18年・「命」 17年・「愛」 16年・「災」 15年・「虎」 14年・「帰」 13年・「戦」 12年・「金」 11年・「末」 10年・「毒」  9年・「倒」  8年・「食」  7年・「震」  ・・・当時の社会状況が思い出されますね。

 そんな訳で今年は「変」でも、来年こそは良い方向への「変化」を成し遂げたいものです。

by shouichiro_sato | 2008-12-12 20:39 | 社会・話題 | Comments(0)  

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