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食料自給率264%

 「あきた型食料自給力向上検討会議」(座長・長濱健一郎秋田県立大学教授)がまとめた中間報告によると、県内の農地すべてを活用すると秋田県の食料自給率は264%になり、国内の自給率も1%引き上げることが可能だと分かりました。
 
 県内の全農地は15万1300ha。その中で水田は13万1200haあるものの、現状のままで耕作可能な未利用水田は1万3800haもあり、すべてに米を作付けするだけで自給率は現在の174%から、200%に向上すると試算されています。

 さらに、荒廃して米の栽培が困難と思われる水田1300haには家畜を放牧したり、農地を最大限に活用して畑地で大豆などの穀物を生産するほか、牧草地で野菜を栽培できれば、秋田県の食料自給率は264%にすることが可能だというのです。

 県は「本県の農地の潜在力を示すのがねらい。需要を考慮せずに試算した」としていますが、日本の食料供給基地を目指す秋田県農業の可能性を引き出す試算であり、是非とも「秋田の再生」戦略に取り入れたい目標です。


食料自給率264%_f0081443_23483060.jpg ところで今夜は、湯沢市で「佐藤正一郎を励ます会」がありました。悪天候にもかかわらず200名を越える皆さんに参加いただき、様々なご意見をいただきました。中でも、「秋田県は農業県だ。農業が良くなれば地域の元気も回復する。農業の再生に頑張ってほしい。農家の苦労を知っている人に期待したい」という声を、多く聞きました。
 (写真・パーティーの終了間際に急遽、「私にもひとこと言わせてください」と登壇した羽後町の福井良雄さんからは、心温まる激励をいただきました。)

 人口の減少や景気後退など、秋田県を取り巻く課題は深刻になっていますが、秋田県のもっている資源を活かしていくには、農林水産業の振興が重要です。生産から加工・販売まで、「私自身がトップセールスマンになって頑張っていこう」との決意を強くした、会合でした。

by shouichiro_sato | 2008-12-11 23:49 | 秋田県 | Comments(0)  

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