巨大ショッピングセンター

 今秋のオープンに向けて、県南では2ヶ所で巨大なショッピングセンターの建設工事が進んでいます。大仙市和合(旧大曲)の国道13号線沿いと湯沢市山田の県道沿いに、ジャスコグループが行っているもの。完成後は県南の商業地図を大きく変えることになりそうですが、企業の思惑どおりに進むのか、気になるところです。

f0081443_23281723.jpg 例えば湯沢市の場合。市街地の駅近くにあったジャスコを閉鎖して郊外に進出しますが、(山田地区では)消費者の動向からして羽後町や横手市から買い物に来る人は少ないと思われますので、「こんなに大きな施設で採算が取れるのだろうか」などと思ってしまいます。もし、一部で囁かれているように羽後町にある系列会社の店舗を閉鎖する?のであれば、結局は地元にある老舗スーパーの需要が伸びることになり、「食料品などの日常生活の買い物に、わざわざ湯沢までは行かない」というのが一般的な声です。(写真・湯沢市山田に建設中のジャスコSC)

 一方、大曲の巨大施設には映画館も併設されており、秋田市御所野にあるショッピングモール並みの規模と内容です。この施設が集客力を発揮すれば、秋田市へ流れていた県南の消費者がここに留まることになり、高速道路の開通で賑わってきた御所野エリアが影響を受けることは必至。店舗面積が旧中仙町にあるジャスコと横手市のジャスコの2店舗の合計を上回るだけに、この2店の今後も心配されます。経済状況が低迷し、人口減少が続く県内にあって、結局は自社の店舗同士が「潰し合う」という、奇妙な競争が展開されていくのでしょうか。

 そんな中で最近、売上げを伸ばしているのが身近にある農産物の「産地直売店」。昨年オープンした横手市の「道の駅・十文字」にある直売所では、当初計画の3倍以上の売上げを記録したと報道されていましたし、県内各地にある同類の店舗は大繁盛です。規格品を大量に扱う郊外の大型店舗に対して、新鮮さと生産者の顔が見えるサービスが人気の秘訣ですから、頑張っていきましょう。最近では何処にでもある店舗(商品)構成の大型店内を歩くより、各地にある直売所を覘くのが楽しいのですから、面白いですね。 

by shouichiro_sato | 2008-07-22 23:11 | 産業振興 | Comments(0)  

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