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競技会場

競技会場_f0081443_231996.jpg 「秋田わか杉国体」の開催が決まってから、会場地に立候補した市町村は施設整備に知恵を絞ってきました。例えばホッケー会場となった羽後町では、県内で始めての人工芝のコートを整備しましたし、バトミントンの開催地となった仙南村(現・美郷町)では立派な総合体育館を建設しています。

 競技会場_f0081443_2310890.jpgそうした市町村の取り組みの中で、まちづくりの視点から魅力的なエリアを実現させたのは、大内町(現・由利本荘市)がダントツでしょう。JR羽越線の「岩谷駅」を中心に国道105号と連携した道の駅を整備し、温泉宿泊施設「ぽぽろっこ」や地産地消の即売所などが付随した拠点ができました。そこにさらなる魅力を加えたのが、巨大な広場「ぽぽろ健康運動公園」。競技会場_f0081443_23223152.jpg由利本荘市でも最高の総合体育館が完成し、国体では銃剣道競技の会場として全国から集まった剣士の熱戦の舞台になっています。

 国体の開幕直前には「日本海東北」高速道路と大内JCも完成し、利便性が飛躍的に向上しました。さすがは地域を元気にする(合併前の)首長がいる町だと納得した次第です。 (写真・上から国体会場の総合体育館、交流広場、道の駅と温泉施設=公園内の丘の上から一望できます)

 国体に向けて整備された施設には、必ずといっていいほど「この後も十分に活用されるのか?」という批判が付き物です。例えば、羽後町のホッケーコートはこれからどうなるのか、という記事が国体直前の朝日新聞秋田県内版に掲載されていました。当然、町では(多目的に活用するべく)人工芝の特徴を活かして様々なスポーツ交流事業を展開していく予定です。ぽぽろ健康運動公園総合体育館も、既にローラースケート・ホッケーの国際大会開催が決まっているほか、宿泊施設と連携した競技大会・強化合宿などの誘致に取り組んでいるとのことですから、せっかく整備された施設が今後も住民の皆さんのスポーツ活動の拠点となるように、皆で知恵を絞っていきましょう。


 《 トピックス 》  テレビ中継
 
 旧・大内町は秋田県内のケーブルテレビ発祥の地。平成14年に農林水産省の補助事業で情報伝達のために町民対象のテレビ局を開設しています。当初は町内のケーブルテレビでしたが、市町村合併によって由利本荘市となってからは、合併の目玉所業として合併市の全域にケーブルテレビ網が整備されてきています。国体会場の雰囲気そのままに、市民の皆さんもテレビ桟敷で声援を送ったことでしょう。羨ましいですね。
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(写真・会場の外にある休憩所でも競技の模様が生中継され、盛り上がっていました)

by shouichiro_sato | 2007-10-07 23:40 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

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