フラガール
2007年 09月 05日
福島県にあった常磐炭鉱では、1960年代に斜陽化してきた石炭産業に代わって温泉レジャー施設「常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)」をつくり、ステージで繰りひろげるフラダンスショーが人気を呼びました。映画ではそうした舞台で活躍するまでの女性たちが主役で、全国にフラダンスブームを巻き起こしています。そうしたことから、いわき市には今春に「フラガールを応援する会」が結成され、フラダンスの普及事業に取り組んでいるとか。
例えば、市職員は夏季にアロハシャツを着てフラガールの街としてのイメージアップに努めたり、今月23日には映画の上映会や映画に登場したボンネットバスで地域の観光地を巡る計画もあります。事務局では「映画を一過性のブームに終わらせず、日本のフラ文化発祥の地として情報発信をしていく」と意気込んでいるようです。
一時的なリゾート開発ブームに乗ってはみたものの、各地で経営破綻する事例が多い中で頑張っている「スパリゾートハワイアンズ」。ステージショウもさらに素晴らしいものになっていることでしょう。そこで、同所のホームページにアクセスしてみると、東京ドーム6個分の敷地に5つのテーマパークがある、遊びきれない「常夏の楽園」が紹介されていました。フラダンスショーはもちろん、温泉プランも豊富で羨ましい限りです。観光というよりは、むしろ世代を超えた「交流産業」として発展しているのですね。
本場のハワイは無理でも、自家用車で行ける常磐ハワイ。是非とも行ってみたいものです。
by shouichiro_sato | 2007-09-05 17:13 | 産業振興 | Comments(0)