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「なめたらあかん」

 腰の疲労骨折で、来月3日から始まる北海道や東北地方を中心にした大相撲の夏巡業を休場することを決めていた横綱朝青龍が、モンゴルに帰ってサッカーの試合に出場していたことが明らかになりました。先頃の名古屋場所で3場所ぶり21回目の優勝を果たした朝青龍は、場所中から訴えていた腰の痛みについて、左ひじ内側靭帯損傷や急性腰痛症、第5腰椎疲労骨折などで「全治6週間」とされる三重県四日市市の医師による診断書を日本相撲協会に提出していたのに、笑顔で芝生の上を走り回ってシュートを放つなど、想像もつかない姿をテレビで紹介されてしまいました。

 「仮病」と言われても弁解の余地のない失態でしょう。

 一方、事務所費問題で説明責任を果たしていないとして批判を浴びている赤城徳彦・農林水産大臣には、郵送料を自身の関係する二つの政治団体が同じように支払っていた「政治活動費二重計上問題」が発覚。同じ領収証のコピーを使うなど、誰が見てもわかる初歩的な違反行為なのに、赤城大臣は「事務的なミス」の一点張り。早くも野党からは「即刻辞任」を求める声が上がり始めました。

 領収証を示せば誰もが納得できることなのに、「法律にのって適切に処理している」として、領収証の開示を拒んでいる赤城大臣。確かに法律はそうでしょうが、先の国会で強行採決をして成立した法律が、結局は「ザル法」であることを晒しだすことにもなりました。体調不良で出張先の中国から帰国するのを一日延ばした赤城大臣。報道陣の前で発した言葉に説得力はありませんでした。

 朝青龍も赤城大臣も、国民をなめたらあきまへん。

by shouichiro_sato | 2007-07-27 23:37 | 社会・話題 | Comments(0)  

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