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「大寒」ですが・・・

 今日は、二十四節気の一つ「大寒」。暦の上では一年で最も寒い時節といわれています。

 夜間勤務の作業現場である岐阜市の国道21号線・「穂積大橋」の、今朝5時の気温表示は0度。「橋上凍結、スリップ注意」の電光掲示があり、川面を吹き抜ける風には肌を突き刺す冷たさがありました。しかし、一緒に仕事をしている市内の皆さんは、「昨年からすると、本当に暖かい冬だ」とのこと。

 故郷を離れている同僚達も、自宅に電話やメールを送信する度に、「雪はどれくらい積もっている?」と聞くのが挨拶代わりですが、「今年は少ない」と言う返事に安堵しています。実際、豪雪地帯の羽後町でも、きょう現在の積雪は西馬音内で30cm以下。田代でも50cm程度とか。昨年は正月早々から大雪になり、1月5日には西馬音内で150cmを超える積雪を記録し、役場では「豪雪対策本部」を設置していますから、今年は残っている家族にとってもホッとしている毎日でしょう。

 今日の秋田は県内各地の最高気温が平年を3℃ほど上まわり、高気圧に覆われた地域では晴れ間も広がって、3月上旬から中旬並みの穏やかな一日だったようですね。全国の新聞記事を検索してみると、大寒の季節の話題として「真冬忘れる菜の花日和」(日本海新聞・鳥取県)や「冬の畑彩る菜の花」(北日本新聞・富山県)の見出しがありましたから、全国的に暖冬の傾向なのでしょうか。

 しかし、少ない雪に心穏やかでない関係者がいることも事実です。県内のスキー場では営業できないところがあるほか、雪降ろしや除排雪を仕事にしている人たちにとっては、死活問題です。さらには、これから始まる小正月行事の関係者にとっても、悩ましいところ。早くも湯沢市では、来月10日(土)から行われる「犬っこまつり」の会場へ雪の運搬を始めたとも聞きました。

 羽後町でも来週の27日(土)には、冬の行事として定着した「ゆきとぴあ七曲」が開催され、馬そりに乗った2組の新郎新婦が「花嫁道中」を行います。西馬音内の役場前から田代地区の旧長谷山邸までの行程は12km。途中には七曲峠があり、雪の壁に灯されたローソクの灯が幻想的な情緒を醸し出してくれますが、雪が少ないと馬そりも滑らず、会場の雰囲気も盛り上がりに欠けてしまいます。「何とか、ゆきとぴあの時だけはまとまった雪が欲しい」というのが、関わってきた一人としての毎年の願いでしたから、実行委員会の皆さんも気を揉んでいることでしょう。

 故郷の週間天気予報では、雪マークも小さくて最低気温も0℃位。当分は暖かいみたいですから、経験豊富なスタッフの知恵と工夫に期待するしかありません。 

by shouichiro_sato | 2007-01-20 22:43 | 今日の出来事 | Comments(0)  

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