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8月29日は何の日ですか?

 8月29日は「県の記念日」。1871年(明治4年)7月14日(新暦8月29日)、廃藩置県により「秋田県」の名前が初めて使われた日を記念して、県では様々な事業やイベントを行っています。

 県民に知られているものでは、県有施設の一般公開や無料開放がありますが、今ひとつ盛り上がりを感じません。例えば、県立博物館(秋田市)では講堂や学習室、農業科学館(大仙市)では多目的ホール、各地の男女共同参画センター等が無料開放されるものの、事前予約が必要とか。しかし、県の記念日にふさわしい事業が行われたのか、内容は公開されていません。美術館(秋田市)と近代美術館(横手市)等も入場無料の日があるものの、せいぜい1日~2日間。県正庁で行われていた記念式典も今年から中止になりました。

 社会状況が変化する中で、種々の事業や式典を見直しすることには賛成です。しかしながら、秋田県にとっては県勢の低迷が続き、中途半端な地方分権への対応や県民世論の支持がない道州制など、県政を取り巻く課題が山積している中で、「県の記念日」を機会に、これからの秋田の歩むべき方向について議論するとか、県民に元気がでてくるような話題提供するなど、もっともっと知恵を絞ってもいいのではないかと思います。そうした工夫が見られず、残念です。(ただし、9月後半まで関連事業がありますから、今後は期待できるかもしれません)

 このところ、来年に迫った国体関連の事業ばかりがクローズアップされている感じがしますが、例年の行事も大事にして、意義あるものにするという努力をしてもらいたい。残念ながら、そうした姿勢が伝わってきません。前例を踏襲して「無難にことが運べばいい」ということでは困ります。昨今、県の会議や行事には、「形式的な企画や運営が目立ってきた」と思うのは、私だけでしょうか。

by shouichiro_sato | 2006-08-30 15:59 | 秋田県 | Comments(1)  

Commented by YUKIKO at 2006-09-01 12:05 x
同感です。ごしゃげでも、生活を維持するのが精一杯で、時が過ぎていく県民の懐具合が温たまるような政策を期待します。。懐の淋しい私ですが、生活を維持しながらできることがあったらお手伝い仕様と始めたのが、「あじさいでつながる人と街」を合言葉に、あじさいクラブを発足しました。口コミだけで広げる運動です。手柄を得る人は誰もいず、気がついたらアジサイの街になっていたと言うのが目標です。
会費も会則もありません。2010年が一区切りです。住民運動とは、一人一人の意識を掘り起こすところから始めないと長続きしないし、行政の補助金を当てにしては、一発花火屋で終わってしまうと言う考えから、私の活動は何時も助成お断りしています。そして、達成時の手柄は誰か一人がしポットライトを浴びるのではなく、誰ともなく自然に広がったと言う感覚が、宗教も政党も、職業も、肩書きも、障害のあるなしも関係なく、すべての人を受け入れられる活動になる気が致します。佐藤さん、私はこんなことでしか秋田に恩返しができませんが、あなたの洞察力の鋭さに、きっと何かをしてくれる、秋田を助けてくれると私は信じています。

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