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略式代執行

 廃業により放置されていた湯沢市の「小安観光ホテル鶴泉荘(かくせんそう)」の解体工事が、市による略式代執行で行われています。鶴泉荘は鉄筋鉄骨コンクリート造りの3~5階建ての宿泊棟3棟と、木造2階建ての従業員宿舎などなどがあり、国道398号をまたぐ渡り廊下が特徴で、解体する建物の延べ床面積は約6000平方m。2007年に廃業後、建物の買い手がないままに09年に破産手続きが終了。その後は所有者がいない状況でした。

 湯沢市では建物崩壊の危険性や観光地のイメージ低下が心配されたため、1億6900万円の総事業費で略式代執行に着手。空き家対策特別措置法の施行により、所有者が特定できなくても自治体が費用負担して撤去できるようになったとのことです。

 私の知人も昨年末から解体工事に従事していますが、「備品など残されている物も多く、さらにはアスベストが使用されている場所もあり、大変な工事だ」と話していました。小安温泉郷は県内屈指の豪雪地帯にあり、今春の観光シーズンまでに解体作業が完了できるのか、心配です。

by shouichiro_sato | 2019-01-07 22:27 | 地方自治 | Comments(0)  

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