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豪雨の中で、熱戦展開

 先月までは、「今年の秋田は空梅雨かな?」などと思っていましたが、やはり降ってきました。畑も乾燥していましたから、多少の雨なら恵みの雨ですが、ここにきて県内には大雨・洪水警報と注意報が発令されています。週間予報には雨マークが続いていますから、心配です。

 羽後町でも昨日の午前中は集中的な豪雨がありました。毎年、7月の第一日曜日は「町消防訓練大会」開催日。羽後中学校のグランドでは、600人を超える団員が分団対抗の優勝旗をめざして、「雨にも負けず」の気合を漲らせ、整然かつ凛々しく頑張っておりました。さすがは羽後町消防団、頭が下がります。一方、来年の秋田国体・ホッケー競技会場となる町多目的運動広場では「2006 社会人ホッケー東北選手権大会」が行われました。優勝は、男女ともに今年も岩手県チームでしたが、「打倒、岩手」をめざす、秋田や山形勢の気迫と競技力も一段とアップし、手に汗握る素晴らしいしゲームが展開されました。

 国体での上位入賞を目指す秋田県のホッケーチームは、ただ今、強化の真最中。45年前の秋田国体を機会に、当時の船川水産高校(男鹿市)や羽後高校など県内の4高校にクラブが発足。社会人チームは男鹿市役所が中心だったとか。その後は取り入れる学校もなく、県内ではマイナーな競技となっていました。しかしながら20年程前、羽後高校では校舎の移転改築を機会に専用コートが整備されたこともあり、ホッケーへの関心も再浮上。ついに、インターハイに出場するなどの実績が積み重ねられたことから、今日の秋田のホッケー競技は羽後町が中心地となっています。国体開催が決まってからは県協会の事務局も男鹿市から羽後町に移り、東北でも最新の人工芝コートが完成したことで、一段と熱が入ってきています。

 特に注目されるのは、成年男子。県外で活躍した多くの選手が秋田チームに加わり、選手層が厚くなってきました。やがては「日本一」も期待されるチームだけに、楽しみです。ただ、県協会の会長である私の悩みは、優秀な選手の就職難。「秋田で頑張りたい」という若い方々はまだまだいますが、そうした選手を雇用してくれる職場が少なく、折角のチャンスを逃してしまうこともありました。

 それだけに、豪雨の中で必死に白球を追う選手たちを見ていて、「何んとかして、若者が定住できる秋田にしなければ、国体の総合優勝も県勢の飛躍もありえない」と、考えておりました。

by shouichiro_sato | 2006-07-03 14:09 | 秋田わか杉国体 | Comments(0)  

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