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作柄概況

 2015年産米(水稲)の8月15日現在の作柄概況がきょう発表され、秋田県など東北地方の6県は「やや良」となっています。地域別でも県北、県央、県南のいずれも「やや良」でした。

 平年収量(平年値)を100として、当該年度産の収量を表す作況指数では「102~105」が「やや良」の区分になっており、このまま推移すれば平年作以上となるでしょう。

 ところで、今年は全国的にコメの生産調整が進み、生産量が生産数量目標(751万トン)を4万トン程度下回る模様で、目標値が達成されれば、1971年に減反政策が始まって以来初めてのこと。消費の減少と生産過剰によって米価が下落し、昨年は秋田県産・あきたこまちの概算金が8500円(1俵60kg)になっていただけに、価格の回復も期待されます。

 全国的には天候不順でありながら、災害も少なく高温が続いた秋田県では、夏の野菜類の価格が平年より1~2割高く販売されており、生産者の皆さんもホッとしています。

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  (写真・出穂期以降に好天が続き、登熟が進んでいる水田。秋田市雄和で)

by shouichiro_sato | 2015-08-28 23:33 | 産業振興 | Comments(0)  

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