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手遅れ

 先週、東京都三鷹市で女子高生(18歳)が京都市在住の男性(21歳)に殺害される事件があり、福岡市の病院では入院患者ら10人が死亡する火災がありました。

 女子高生は家族と警察署へ出向き、ストーカーについての相談をしていたにもかかわらず、自宅に侵入していた男に刺されて死亡。2人は交流サイトのフェスブックで知り合ったとのことですが、女子高生は交際を断り、携帯電話の着信も拒否していたとのこと。交際を断られて相手を恨み、「殺意を持つ」とは一体どういうことでしょう。

 男性は無職でありながら「自分は立命館大学の学生」と偽り、着信を拒否されると友人の携帯電話を使用するなど、執拗なストーカー行為を繰り返していたようです。相談を受けた警察の担当者は、警告のための電話を(友人の携帯に)したがつながらず、(当日は行事が重なって多忙で)上司への報告や署内での情報共有も行われていませんでした。

 一方、福岡市の病院(4階建て)火災の火元は1階で、2階の入院患者8人と3階に住んでいた病院の元院長夫妻の死因は、煙を吸い込んだ一酸化炭素中毒(CO)とみられています。医院には1~4階に計7ヶ所の防火扉がありましたが、いずれも開いたままでした。特に火元に近い1階の防火扉は1974年の建築基準法改正後には設置を認められていない、旧式(熱感知式)のものだったとか。建物の構造や入院患者を受け入れる病院施設としては対応が不十分で、犠牲者が増えたと思われます。

 「あの時にこうしておれば・・・」と悔やんでも、尊い命が奪われてしまいました。

by shouichiro_sato | 2013-10-14 21:19 | 事件・事故 | Comments(0)  

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