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大臣の暴挙

 田中真紀子・文部科学大臣の政策判断に、「許しがたい暴挙だ」との声が拡がっています。

 田中大臣は2日、来年4月に開学を予定していた秋田公立美術大学(秋田市)など、3校の設置を不認可としました。公私立大の設置認可を文科大臣に答申する大学設置・学校法人審議会は「新設を認める」として、3校では施設整備や教員の確保、学生募集の説明会など準備を進めてきており、突然の大臣判断に動揺し、関係者からは「到底承服できない」という怒りの声がでています。当然でしょう。

 今回の決定は、政治主導をはき違えたあまりにも乱暴な判断で、大臣の裁量権の乱用ともいえる出来事です。教育を所管する役所の大臣でありながら、普段から言動に問題があり、就任早々から乱暴な言葉を発するなど、何かと心配だった田中大臣。やっぱり、こうした人しか大臣候補がいない?政権与党の人材不足と、任命した野田首相の責任が問われます。内閣改造は話題性があれば良いというものではありませんネ。

 ところで、2~4日に実施された讀賣新聞の世論調査では、野田内閣の支持率は昨年9月の発足後最低となる19%になりました。第3次改造内閣が発足した直後の10月2~3日の同調査では34%でしたから、15%もの急落です。

 自分が主人公である「暴走大臣」の勝手な言動は、野田内閣への批判をさらに強めることになるでしょう。

by shouichiro_sato | 2012-11-04 23:20 | 国政・時事 | Comments(0)  

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