ノーベル賞
2012年 10月 09日
山中教授は2007年11月に、人間の皮膚細胞からiPS細胞の作成に成功。以来、iPS細胞を育てて作った体の細胞は、再生医療のほか病気の仕組みの解明や、新薬の安全性試験などに使える素材として、研究が盛んになっているとのこと。
山中教授の歩んできた道は決して順風満帆ではなかったようですが、「人間万事塞翁が馬」と例えているとか。「まだまだこの技術は完成していない。一人の患者さんの命も救っていないので、一日も早く応用し、社会貢献を実現したい」と言う言葉に、研究者の心意気を感じました。
生命科学研究の一大潮流をつくり、再生医療や創薬への利用も期待される画期的な成果に、心から敬意を表します。
尚、ジョン・ガードン氏が核移植の技術を使ってクローンカエルを実現したのは1962年のこと。何んと50年の歳月を経てのノーベル賞となりました。
by shouichiro_sato | 2012-10-09 21:41 | 社会・話題 | Comments(0)