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実行本部

 政府は昨日の閣議で、行政の無駄削減の司令塔となる「行政改革実行本部」(本部長・野田佳彦首相)の設置を決めました。民主党がマニフェストで掲げた国家公務員人件費の2割削減などの課題を前進させためです。実行本部の事務局には事業仕分けなどを実施した行政刷新会議や国家公務員制度改革推進本部などの各事務局も一元化することになりました。

 このニュースを聞いて感じたことは「何んとまあ、組織をつくることが好きなもんだ」。今までも行政改革を推進する組織はあったはずですから、またまた屋上屋を重ねるような取り組みです。

 議事録がない問題で話題になっている東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故後に設置された会議の場合も、乱立?気味でした。

 きょうの衆院予算委員会である議員は「民主党は政治主導を掲げ、官僚を排除して多数の(友だちの)専門家を参与に任命。大臣ら政治家が速やかに政策決定をできず、対応が後手後手だった」と指摘していたように、行政改革実行本部の実効性はいかがなものか・・・・。

 無駄を削減し行政改革を進めるというのであれば、既存の組織を最大限活かして実践するのが基本でしょう。野田首相の国会答弁を聞いていると、強力なリーダーシップを感じることはできませんネ。

by shouichiro_sato | 2012-02-01 22:12 | 国政・時事 | Comments(0)  

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