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言い訳

 8日の衆院予算委員会の論議を聞いていると、民主党政権の言い訳が目立つ展開でした。

 例えば、消費税。先の衆院選でのマニフェストでは「消費税は増税しない」と明記しているのに、野田佳彦首相は国際会議(カンヌ・サミット)で増税することを公約。2013年秋にも増税が始まるスケジュールを示しながら、衆院議員の任期が13年8月であることから「(衆院の)任期中は消費税を上げないということと、法案の準備をすることは整合的だと思っている」と強調。来年3月末までに提出する関連法案に「税率引き上げの時期を明記する」と述べていました。

 バラマキと批判された子ども手当の創設や高速道路の無料化などが、マニフェスト通りに実施できなかった理由について民主党は、「リーマンショックで税収が伸びなかった」「参院で与野党の勢力が逆転した」「東日本大震災が発生した」ことを挙げているものの、やっぱり言い訳としか思えません。

 自民党の2世議員による政権たらい回しにウンザリし、民主党への政権交代を支持した総選挙でしたが、その民主党政権の言動が「言い訳」ばかりに聞こえるのは、何んとも残念です。

 10日には野田首相がTPP(環太平洋経済連携協定)交渉への参加を表明する記者会見を行うようですが、マニフェストにもなかったこの政策に、どんな言い訳をするのでしょう。

by shouichiro_sato | 2011-11-08 23:14 | 国政・時事 | Comments(0)  

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