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人口減少

 旧横手市と平鹿郡内の5町2村が合併して、横手市が誕生したのは平成17年10月1日。当時の人口は10万6千人余で、秋田市に次ぐ県内第2の人口でした。それから6年が経過した9月末の住民基本台帳の人口は9万9951人で、合併前からの人口減少には歯止めがかからず、6500人余を減らしています。

 もっとも、秋田県の人口減少率は全国一。総務省が8月に発表した人口動態調査によると、今年3月末時点の人口は109万7588人。前年に比べて1万649人減少。減少率も0.02ポイント上昇して0.98%。1997年から15年連続で都道府県別で最も高くなっていますから、横手市だけの現象ではありません。

 今までは人口が減る要因に若者や勤労者の県外流出がありましたが、このごろは出生数の激減が目立ってきました。「若者たちの働く場が無く、婚姻数も減少、そして子供も減ってくる」という悪循環が、過疎地のみならず全体に拡がってきています。

 市町村の合併も自治体の経費削減や効率化には効果があったとしても、地域の過疎化と経済活動の低迷に拍車をかけているようで、今となっては(やり過ぎたと)反省している旧町村も多いのではないでしょうか。

by shouichiro_sato | 2011-10-05 23:12 | 秋田県 | Comments(0)  

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