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30日に総辞職

 菅首相はきょう午前の閣僚懇談会で「30日に内閣総辞職をすることになるだろう」と述べ、辞任する期日を明言しました。6月2日に民主党代議士会で辞職を示唆して内閣不信任決議案を否決した後、民主党議員でさえ呆れてしまうほどの延命策を模索してきた首相でしたが、結局、震災復興や原発、円高、外交などの重要かつ喫緊の課題に対して十分な成果を挙げることができず、内閣と民主党の支持率は下落する一方でした。

 また、菅首相はきょうの参院財政金融委員会で「首相を辞する決意をしたのは、何か間違ったことをやったから責任をとるということではありません」と、自身の政権運営の正当性を強調。「失政」によって退陣に追い込まれたわけではなく、「党内に向けての約束を果たすことが政治家のケジメだと思った」と語っています。

 何はともあれ、これで民主党の代表を選ぶ選挙が27日に告示され、29日に国会議員による投票を実施。30日には首班指名があり、新内閣が発足するスケジュールになりそうです。代表選挙にはすでに野田財務相や馬淵前国土交通相らが立候補の意思を示していますが、今夜、前原前外務相も出馬を表明。早くも党内では多数派工作や駆け引きが始まっています。

 ところで、秋田県の佐竹知事は昨日の記者会見で「大きな問題に腰を据えて取り組める人に首相になってもらいたい」として、「国民的な共感を得られることから、前原誠司氏がふさわしい」と述べたとか。民主党への支持率が(政権交代後)最低となっているなかで、民主党の支持者でもない佐竹氏には「おせっかいな発言」でした。

by shouichiro_sato | 2011-08-23 23:38 | 国政・時事 | Comments(0)  

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